ソナーレの暮らし
2024/07/21
時をつむぐ
皆様、こんにちは!
ライフマネージャーの髙橋です。
今回は、あるご入居者の日課について、ご紹介いたします。
「子供が小さいころはよく編み物をしていて、セーターやマフラーを編んであげたのよ」
懐かしい日々に思いを馳せるような表情で、そうおっしゃるO様。
ご入居されてからは、編み物をする機会がすっかり減ってしまったとのことで、
「久しぶりに編み物をしてみませんか?」
とお誘いしたところ、少し迷いながらも
「そうねぇ…、やってみようかしら?」
と前向きなお返事。
「久しぶりで忘れちゃった。鎖網みしかできないわ」
そう言われながらも、毛糸を扱う慣れた手つきから、長年編み物に親しまれていたことが伝わってきます。
編み始めると、黙々と指先を動かすO様。
まるで過ぎゆく『時』を紡いでいらっしゃるようでした。
この日はミサンガを編み上げました。
「素敵な色ね」と、満足そうに眺めるO様。本日の装いにもぴったりです。
「冬に向けて、ひざ掛けを編もうかしら?」
瞳を輝かせ、意欲的な表情をお見せくださいました。
ご自分だけの時間を持つことで、日々の暮らしにまたひとつ、楽しみが増えましたね!