ソナーレ浜田山の
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世紀の天体ショー

皆さん、こんにちは。
ライフマネージャーの林です。

去る11月8日の夜は、皆既月食と月が天王星を隠す天王星食が同時に発生するということで、夜空を見上げた方も多かったのではないでしょうか。
皆既月食と惑星食が同時に起こるという現象は極めて珍しく、なんと442年ぶりなのだそうです。
442年前…、つまり西暦1580年。気になって調べてみると、日本は安土桃山時代。織田信長が日本統一に向け奔走していたころでした。
あの信長も皆既月食と惑星食の同時発生を見ていたのでしょうか…。そう考えると、長い宇宙の時間軸の中では、人の一生など瞬きひとつの短さ。儚くもあり、尊くもあるように感じます。

ならば、この『世紀の天体ショー』を見逃すわけにはまいりません!
ソナーレ浜田山では屋上ガーデンテラスを開放し、ご入居者の皆様をお誘いして『天体鑑賞会』を行うことといたしました。
ご夕食後、ご希望があった10名程度の方々を屋上へご案内しました。少し肌寒さを感じる中ではありましたが、防寒対策を万全にして“その時”を待ちました。

「まぁ!今夜は雲ひとつなくて、星空がきれいに見えるわねぇ」
「ほら、向こうに東京タワーが見えるわよ。ホームから東京タワーが見えるなんて初めて気が付いたわ」
「こんな厚着をしてきて少し大袈裟かと思ったけど、ちょうど良かったね」

お集まり当初は、ワイワイと賑わいをみせていらした皆様ですが、午後6時を過ぎて少しずつ月食が始まると、シンと静まり返り、真剣な表情で月が欠けていく様子を観察されていました。

観賞会の途中で、Nスタッフが「皆様が風邪をひかれてはいけない」と、気をきかせて温かいココアを差し入れしてくれました。
なんて優しい心遣い!皆様は温かいココアでほっこりと身体を温めながら、月食の様子を見守ります。

午後7時16分-。月の最後のひと筋がすっぽりと影に隠れると、皆様から思わず拍手が!

「一生に一度のことだから、今夜の月食はどうしても見たかったのよ。ありがとう」
と、I様。約1時間の天体ショーは、皆様に感動を届けてくれました。

さて、次の同時発生は322年後の2344年とのこと。その時、人々の暮らしはどのように変化しているのでしょうか…?

次回もお楽しみに!