2024/05/13
"Life Focus"をかたちにする取り組み ~50年の絆を紡ぐヘアサロンへ~
皆さま、こんにちは。
いつも、ソナーレ目黒不動前のブログをご覧いただきありがとうございます。
ライフマネージャーの飛田です。
今回、ご紹介する"Life Focus"(LF)の取り組みはS様のケースです。
S様は、ホーム内では歩行器を使用され、ご自身の足で歩くことに対して高い意識をお持ちです。
おしゃれに関してもこだわりがあり、特にヘアスタイルは長年ご指名のスタイリストがいらっしゃいます。
ホームにご入居されてからも、これまでと変わらず気心知れたスタイリストにかかり続けたい。
そう願うS様の想いを叶えようと、このたび恵比寿にあるビューティーサロン『PEEK-A‐BOO AVEDA』に行ってまいりました。
サロンへと向かう車中、S様にお話を伺うと
「あのお店はね、もとは表参道にあったのよ。それが恵比寿に移転したの。私は表参道にあるころから通っているのよ。かれこれ50年ほどになるわね…」
50年!サラリとお話しくださいましたが、言い換えれば半世紀⁉
改めてその年月の長さに驚きを隠せませんでした。S様の人生とともにある、かけがえのない存在であることに違いありません。
ご指名のスタイリストは店長の大野さん。本日もお世話になります。
S様とのご縁は、大野さんの下積み時代からだそうで「この人がいるから安心して任せられる」とのこと。
数10年来のお付き合いということもあり、入り口で出迎えてくださった大野さんに屈託のない笑顔を見せられたS様。
すっかり信頼しきっていらっしゃる様子がうかがえます。
鏡の前に座ると「いつもみたいにお願いします」「はい、わかりました」と、阿吽の呼吸で施術がスタート。
お二人の間で、細かなやり取りは不要なようです。
スムーズな流れでカット&パーマは無事終了。
やはり長年担当されているだけあって、S様の美しさを引き出す素敵なヘアスタイルに仕上げてくださいました。
とてもよくお似合いです!
せっかくですので、お二人での写真を撮らせていただきました。
大野さん、お忙しい中、快くお受けしてくださりありがとうございます!
普段は腰の痛みもあり、長い時間椅子に座ることのないS様でしたが、この日は特別。
久しぶりの再会に弾む会話で、あっという間に時間がたってしまったようです。
思いどおりのヘアスタイルを決めたあとは外食も楽しまれ、すっかりご満悦のS様。
帰路の車中では「今度はいつにしようかしら…また行かないとね」と、生き生きとした表情で次の予定を考えていらっしゃいました。
今回のLFの取り組みを通じて、ご入居者が住み慣れたご自宅や地域を離れても、これまでどおりのライフスタイルが継続できることの大切さを改めて実感いたしました。
一般的に老人ホームに入居すると、その方が築いてこられた交友関係や地域コミュニティなどとのつながりは途絶えがちとなることも少なくありません。
しかし、当ホームでは“Life Focus”活動を通じて、ご入居されてからも可能な限り、これまでの関係性や暮らしへのこだわりを維持できるようお支えし、「ご自分らしい生活」の実現に努めています。
私たちはこれからもS様のサロン通いをサポートし、なじみの関係を持ち続けながら、心の豊かさや生きがいが持てるようご支援してまいります。
S様、次回もまた、ご一緒させてくださいね!
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ソナーレ目黒不動前では、ご入居者がこれまでの人生で大切にしてきた想いや生活へのこだわりを、すべてのスタッフが共有し、これからも「その方らしい生活」を続けられるようチーム体制で支援しています。
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