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ソナーレ・アテリア大泉学園の
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"Life Focus"事例紹介 ~ふるさとの味で祝う誕生日~

皆様、こんにちは!
当ホームにおける"Life Focus(LF)"の取り組み事例をご紹介するこのシリーズ。
今回は、あるご入居者の「誕生日を懐かしの郷土料理で祝いたい」とのご希望を叶えたケースをご紹介いたします。

対象のご入居者は三重県のご出身。
郷土愛が強く「田舎ですけど、食べ物が美味しいです。松坂牛や手ごね寿司、伊勢うどんも有名です」と、熱く語られます。
特に手ごね寿司は、ご夫婦でよく外食に行かれた料理であるとのこと。
そこでのお二人の想い出の味を、ぜひお誕生日に召し上がっていただこうと、奥様との外食を企画した担当のPA(パーソナルアシスタント:ご入居者個別担当スタッフ)。
早速、三重の郷土料理がいただけるお店をリサーチし始めました。
そして、日本橋にある三重県のアンテナショップ『三重テラス』内のレストランで手ごね寿司が出されていることを確認しました。
ご入居者にお伝えすると「ぜひ、行きたいです!」と、大変喜んでくださいました。
早速、お誕生日に合わせてご夫婦と外出スケジュールを調整しました。

迎えた当日。
目的地に向かう車中では、三重の魅力をたくさんお聞かせくださいました。
お店に到着し、ご夫婦で記念撮影。
とても素敵な、想い出の一枚となりました。

店内は、三重県産材のスギやヒノキのぬくもりのあるしつらえで、初めて訪れてもどこか懐かしく、落ち着きを感じさせる雰囲気が漂います。
店員さんにお話しをうかがうと、こちらで働くほとんどの方が三重県出身とのこと。
ご夫婦は店員の方との地元民ならではの話題に花を咲かせていらっしゃいました。
ランチメニューの中から、お二人は迷わず手ごね寿司をご注文。
さらに、ご主人は三重の地酒も頼まれました。

お待ちかねの海鮮手ごね寿司が運ばれてきました!
「美味しそう」と、飛び切りの笑顔をお見せくださった奥様。
「私どもが食べていたものよりも彩りがあって、きれいですな」とご主人。

地酒が届くと、思わず目じりを下げたご主人!
その名も『鉾杉』
蔵元は、伊勢神宮のお膝もとである三重県多気郡多気町にあるそうで、ここは美酒の町としても知られているそうです。
「うん、これだね…」
昔ながらのしっかりとした風味ある味わいに舌鼓!満足そうに頷かれました。

懐かしい味に記憶が呼び戻されたのか、ご夫婦で三重にお住まいの時のことを、様々にお聞かせくださいました。
心温まるお話に、スタッフもぜひ三重を訪れてみたいと感じました。

日々、お二人に深くかかわってきたPAですが、この記念すべき日をご一緒にお祝いさせていただけたことに大変感銘を受け、今後はさらに、お二人に寄り添っていく決意を新たにいたしました。

今回のLFの取り組みをとおして、私たちはご本人はもちろん奥様に対する理解を深め、お二人らしい生活を実現するためのヒントを得ました。
これからも、ご入居者が輝ける時間をご提供することで、ホーム生活での楽しみや生きがいを増やしていかれるよう、精一杯努めてまいります。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次回もご期待ください。