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ソナーレ・アテリア大泉学園の
スタッフブログ
Staff Blog

モノクロの対話が織りなす静謐な時間

皆様こんにちは!
ライフマネージャーの道合です。

近ごろ、当ホームの5階にあるスカイラウンジは『囲碁会場』となる時間帯があります。
下の写真のお二方。共通の趣味は囲碁です。
先日ご入居されたI様とお食事の席が一緒になったT様。
お互い囲碁が好きであることが初日に判明し、対局のお約束をされたそうです。
I様の居室の整理がひと段落したところで、この日、初開催となりました。

「そこの桜が満開になったら、花見をしながら一局、っていうのもいいねえ」
かねがね、そうおっしゃっていたT様。
ホーム最上階にあるこのスカイラウンジは、その名のとおり、大泉学園の空と街並みが一望できます。
よく晴れた日は遠く富士山も望め、桜のシーズンには眼下に桜雲も広がります。
この場所は対局会場としても、最高の場所となるのです。

「打つの楽しみだけどすごく強そうだなあ。私なんか歯が立たないよ」
「いやいや、そんなことないですって」
と、着席されるまではお互いに謙遜し合っていらっしゃいます。
「石を置くところを、ちょっとカッコよく撮ってもらおうかな、なんて(笑)」
と、和やかな雰囲気の中で対局がスタート。

ところが、いざ打ち始めると、それまでの和やかさとは正反対の、張り詰めた緊張感が漂いました。
テレビ中継されている名人戦のような、気迫あふれる空気感。
未経験のスタッフは、ただじっと見守ることしかできません。

「そうだよね。そこに置くよね」
「こっち取ると…いや、でもそうするとこっちが…」
と、お二方は対局に熱中。お互い一歩も譲らないご様子です。
同じタイミングでじっと悩み、かと思えば、ためらうことなくどんどんと石を打ち進めていく瞬間が、何度もありました。

そして、対局が終わったのは午後4時過ぎ。
時間にして2時間弱でしたが、
「もう4時過ぎたの?」
と、時の経つのも忘れてしまうほどの熱戦でした。

「いやぁ、久しぶりに楽しかった!近いうち、ぜひまたやりましょうよ。今度は私が黒で」
「ぜひ、ぜひ!」
と、お二人とも開始前よりも、さらにいきいきとした表情で次回の約束をされ、それぞれのお部屋へと戻っていかれました。
今後も、お二人の対局から目が離せません!

次回もお楽しみに!