皆さま、こんにちは。
穏やかな日ざしに、いつしか春の訪れを感じる季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか？

今回は、当ホームで定期的に開催している、世界各国の楽器による演奏会の様子をご紹介いたします。
２月に登場した楽器は、スティールギターにクラリネット、そしてサックス。

まずは、スティールギター演奏会のご紹介です。
スティールギターとは電気ギターの一種で、普通のギターを水平に置いたような形が特徴的です。
独特な音色と魅力があり、その名前のとおりスチール製の弦を使用しているため、他のギターと比べて明瞭で鮮明な音を奏でます。
また、スライド奏法に適しており、滑らかな音色を生み出すため、ハワイアンやカントリーミュージック、ブルースなどのジャンルでよく使われます。
愁いを含んだ特有の音色と奏法は、聴く人の心を揺さぶり、感動を与えます。
昭和30年代のハワイアン・バンドブームをご経験された、ご入居者世代の皆様には馴染みの深い楽器のひとつであり、演奏会では一曲ごとに思い出がよみがえるご様子もうかがえました。

続いてのご紹介は、おなじみクラリネットの演奏会。
僕の大好きなクラリネット～♪の歌い出しで知られる『クラリネットを壊しちゃった』はあまりにも有名ですね。
様々なジャンルで活躍する万能楽器であり、 オーケストラでは主旋律を演奏します。
ホームの演奏会では、素朴で柔らかく温かみがある音色に、思わず誰もがうっとり…。
この日のために用意してくださったセットリストの中には耳馴染みの曲も多く、皆様は演奏に合わせて歌唱を楽しまれました。

心に響く、すばらしい演奏に皆様から盛大な拍手が贈られました。

最後にご紹介するのはアルトサックスコンサート。
クラリネットと同じく木管楽器に分類され、クラシック音楽からあらゆるジャンルの音楽に対応できる、表現力の広さも魅力のひとつです。
アルトサックスの音域は人間の女性の声に近いとされており、ポップスなどのメロディーラインやソロを奏でることができるため、演奏に合わせての歌もお楽しみいただきました。
金色で見た目の華やかさもあり、身体全体を使って演奏するパフォーマンスは圧巻！
当日はジャズなども演奏され、皆様は足元や手でリズムを取りながら、楽しそうに聴き入っていらっしゃいました。

当ホームでは、ひと月に３回程度の演奏会を開催し、今回ご紹介したようなおなじみの楽器から、例えば北インドで普及している弓奏の擦弦楽器「ディルルバ」のような珍しい民族楽器まで、様々な楽器演奏をお楽しみいただいています。

音楽に親しむ暮らしは、心を豊かするとともにストレスを癒し、人と人とのつながりを深めます。
日々の生活の中で多彩な音楽に触れる機会をご提供し、皆様の暮らしに潤いと彩りを添えてまいりたいと考えております。

これからの演奏会にも、どうぞご期待ください！