今回も"Life Focus"を形にするための取り組みをご紹介致します。
歩行器を使用し、屋上ガーデンを歩かれるM様のケースになります。
脚に痛みがある時は、車いすを使用されることはありますが、
M様の一番の希望は「やっぱり、自分の脚で外を歩きたい。」というものでした。
作業療法士の五十嵐と話し合い、「最初から外ではなく、段階を踏んでまずは館内と屋上での歩行練習を進めていきましょう。」というリハビリ方針が決まりました。
あらかじめ歩行練習のスケジュールを組み、M様と一緒にリハビリを進めていきました。
当日、まずは館内をスタッフと一緒に歩行器を使用して歩き、慣れてきたところで屋上に上がり、快晴の空のもとで歩行練習を行いました。
少し疲れたのでここで一息。お好きなヨーロピアンシュガーコーンというアイスクリームをお供に休憩です。
「やっぱり自分の脚で歩くっていいわ、疲れるけどね(笑)」
「外を歩けるって本当に幸せだわ!」
太陽の光が降り注ぐ中、自然の風に当たりながらの散歩は格別ですね!
M様は終始、気分上々な様子で「アイスは冷房が効いた所で食べるより、暑い外で食べる方が美味しいわね!」とおっしゃっていました。
一連の歩行練習を終え、M様の笑顔は充実感で満たされていました。
運動してお腹が空いたのか、「この前食べたピザもまた食べたいけど、ラーメンもいいわね。」と、早速次のリクエストが飛び出しました。(笑)
こうした「Life Focusの日」の活動の中から新しい気づきと希望が生まれ、それが次の意欲に繋がっていく。「本当の長生きとは何か」というテーマを追求していくことが、ご入居者だけでなく、私たちの喜びにもつながると感じた一日となりました。