こんにちは!
今回は、ご家族とのコミュニケーションから生まれた何気ない日常なのですが、「"Life Focus"の実現」とはまさに!と思う瞬間がありました。
是非、ご紹介させてください!
その日、S様はとてもお元気で、お喋りもよくされていました。
普段、S様のご家族は週に一度、だいたい決まった時間に来訪されているのですが、「いつも眠そうで、目を閉じているのよね。」とおっしゃっていたので、スタッフが「違う時間帯ですと、比較的よくお話ししてくださいますよ。」とお伝えしていたところ、その日は丁度その時間帯に来訪されました。
「本当ね、いつもは目を閉じているのに、今日はちゃんと喋ってくれるわ!」
と娘様。1階のラウンジでリンゴジュースを飲みながら過ごしておられましたが、ふとフロントまでお二人で来られ、
「母が"立ちたい"って言ってるのよ、それでさっきからおしりをムズムズさせているみたい。」
見ると、確かにS様はおしりを前に動かして、前の手摺に掴まろうとされています。
そこで、スタッフがおしりを支えたところ、足にグッと力をいれて、ご自分で車いすから立ち上られたのでした!
「おぉお、母が立ったのを久しぶりに見たわ!」と娘様は感激しておられました。(娘様の携帯で写真を撮ってもらいました!)
10秒ほど立たれた後、座りたいご様子が伺えたので車いすに座っていただきました。そして、娘様が「どう?しっかり立てたわね!満足した?」と尋ねられた際、しっかりと頷かれるS様を見て感じたことがありました。ご入居者が、自分がしたいことを、したい時に出来るようにサポートすることで、ご入居者の達成感が満足感へと繋がり、まるで螺旋階段を昇るように「"Life Focus"の実現」というソナーレの理念に少しずつ近づくのでは、ということでした。
日常の何気ない一場面ですが、私たちスタッフにとって学びの多いエピソードでしたので紹介させていただきました。
(ちなみに、このお写真は娘様よりご提供いただきました!ありがとうございました。)