皆さん、こんにちは。
ソナーレ浜田山では毎月、その月にお誕生日を迎えられたご入居者を対象に、ささやかな「誕生会」を開催しています。
当日は皆様にラウンジにお集まりいただき、お誕生月を迎えられた方に全員で"Happy Birthday"の歌をプレゼント。そして、とっておきのお茶菓子をご用意した茶話会を開きます。
その際に、記念のお品としてプレゼントするのが、ご入居者を個別に担当するパーソナルアシスタント(以下PA)手作りの色紙です。何か品物を購入してプレゼントするより、PA個々の想いが伝わる贈り物をしたいと、スタッフ全員で決めました。
色紙の作成には、特に決まったルールはありません。その方との想い出の写真を貼り付けたり、お祝いのメッセージをしたためたり、PAそれぞれが1か月以上前から業務の合間を縫って、世界でたった一枚の色紙に仕上げます。
囲碁がご趣味のこちらのご入居者には、碁盤をイメージしたデザインで作成しました。
とても手が込んでいると思いませんか?
担当PAが色紙をお渡しすると、
「まぁ、これあなたが作ったの?私の大好きな囲碁をデザインしてくれたのね。こんなステキなのどこにも売ってないわ。ありがとう!」
と、とても喜んでくださいました。
PAの役割は、日々の関わりを通して、担当するご入居者の「心」に寄り添うことだと私は考えています。
どのような人生を歩まれ、何を大切になさり、どのようなこだわりをお持ちなのか、ホームで実現したい夢は何か...。普段の何気ない会話や仕草、表情から垣間見える"その方らしさ"のピースをひとつずつ組み合わせ、どのようにしてその方の"Life focus"をかたち作っていくかを、チームメンバーと共に日々模索し続けます。
担当させていただくこととなったご入居者とのご縁を大切に、少しでもその方のお気持ちに寄り添えるよう、その方を深く知る努力を日々重ねているところです。
ソナーレ浜田山の誕生会には決して派手な演出はありませんが、ご入居者の「心」に寄り添うひとつのかたちとして、これからもこのささやかなプレゼントを続けていきたいと思っています。
次回もお楽しみに!