皆さん、こんにちは。
ライフマネージャーの林です。
日中はまだまだ暑い日が続いていますが、朝夕はすっかり涼しくなり、季節は段々と秋めいてまいりました。秋といえば...。そう「芸術の秋」!
と、いうことで、少し早いですが先日のソナーレ浜田山では、プロの声楽家を招いてバリトンコンサートを開催いたしました。今回はその時の様子をご紹介いたします。
お招きしたのは土橋創さん。以下にプロフィールをご紹介しましょう。
■土橋 創(どばし そう)さん
武蔵野音楽大学音楽学部声楽学科卒業。武蔵野音楽大学大学院声楽専攻修了。同大学院在学中に、オペラ「ヘンゼルとグレーテル」ペーター役でオペラデビュー。第22回友愛ドイツ歌曲コンクール入選。翌年の第23回では聴衆者賞と日本歌曲賞をW受賞。
現役のバリトン歌手であると同時に、介護の資格もお持ちで高齢者施設での演奏総合回数は1800回を超えるほど。
事前の告知から、ご入居者の皆様はこのコンサートをとても楽しみにしてくださっていました。
そして迎えた当日。会場には30名以上の方々が集まってくださっています。
お待たせいたしました。それでは、コンサート開演です!
まず、ご挨拶代わりにと披露されたのは「サンタルチア」。
心地のよいギターの音色に乗って会場の隅々まで響きわたるバリトンの声量に、皆様の心は一気に引き込まれました。
「峠の我が家」「荒城の月」と歌唱が続き、今度は皆様との合唱です。
合唱の前に全員で発声練習が行われたのですが、さすがはプロのボイストレーナー。土橋さんのリードとユーモアたっぷりの軽妙なトークで、少し緊張気味だった皆様の気持ちを和ませ、笑顔を引き出してくださいました。
「故郷の空」の合唱が始まると、今まで聞いたことのないような、皆様の大きな歌声が会場いっぱいに広がりました。
「月の砂漠」「高原列車は行く」と3曲の合唱が終わり、再び土橋さんのソロに戻ります。「愛の賛歌」など3曲が披露され、最後に「オーソレミオ」が歌い上げられました。
歌唱が終わると、皆様から割れんばかりの拍手が起こりました。鳴りやまない拍手はもちろんアンコールのリクエストです!
そこで、土橋さんは特別に「また皆様と会えますように」との願いを込めて、「また逢う日まで」を歌ってくださいました。
アンコールを含め全11曲が披露された、あっという間の1時間。
どの方も皆、笑顔、笑顔!瞳はキラキラと輝いています。
コンサートの間ずっと一緒に歌を口ずさんでいらしたM様は、
「今日は本当に楽しかったわ!またぜひ聞きたいわ!」
と、興奮冷めやらぬ様子で、熱い想いをお聞かせくださいました。
今回のコンサートでの皆様の表情を拝見し、歌や笑いはこんなにも人を元気にするのだと、改めて感じさせられました。
9月にはもう1度、「敬老の日」のお祝いとしてハープとコントラバスによるコンサートを予定しております。その様子はまた本ブログで紹介いたしますね。
次回もお楽しみに!