2024/11/23
ご入居者の健やかな暮らしのために ~ホーム内感染症対策研修~
皆様、こんにちは。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
ライフマネージャー兼ナースチーフの松木です。
今回は、ホーム内で開催した『感染症対策研修』の模様をご紹介いたします。
食中毒の年間患者数のうち、約半分は感染性胃腸炎(ノロウイルス)によるものであり、さらにそのうちの7割程度が冬期(11~2月)に発生しています。
ノロウイルスは手指や食品などを介して口から感染し、腸管で増殖します。
おもな症状は、おう吐、下痢、腹痛、微熱など。
感染力が強いため集団感染を引き起こしやすく、小さなお子様やご高齢者は重篤化するリスクも高いことから、特に注意が必要です。
このため当ホームでは、厚生労働省の定めに従い、スタッフに対する感染対策の基礎的知識の習得や発生時の対応について、定期的な研修と訓練の実施に取り組んでいます。
11月某日。スタッフを集めての研修会を実施しました。
はじめに、ナーススタッフが作成した感染対策の動画を全スタッフで視聴し、イメージトレーニングを行いました。
次に、感染症が発生した際に必要な対策キットの保管場所を皆で認し、必要物品を準備します。
吐物処理方法について実際にキットを使用して対処方法を学びます。
「吐物凝固剤を初めて使ってみました。これならスピーディーに対応できますね」
スタッフは、実践をとおして自分のものとしていきます。
緊急時は周囲のスタッフが協働できるよう、役割分担の確認や連携の仕方についてのシミュレーションも実施しました。
「久しぶりだと忘れているな…」
と、お互いの行動を確認し合います。
最後は、防護服の脱ぎ方を確認します。
「感染を拡大させないよう、脱ぐときは十分な注意が必要だね」
と、慎重に取り組んでいました。
スタッフは、本番さながらに臨場感を持って研修に参加していました。
『備えあれば患いなし』
今後も、感染症対策の徹底に継続的に取り組み、ご入居者の皆様の安心、安全な生活の維持に努めてまいります。