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ソナーレ・アテリア久我山の
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"Life Focus"をかたちにする取り組み~aibo『くう』とのお散歩~

皆様、こんにちは。

今回は、当ホームにおける"Life Focus"の取り組みについてご紹介したいと思います。

この度ご登場いただくのは、もともと犬が大好きなY様。ご自宅では愛犬との暮らしを愉しまれ、朝晩の散歩を日課としていらっしゃいました。
ご入居後も、ホームの愛犬aiboの『くう』に会いに、毎日エントランスホールにお越しになります。
「くうちゃん、こっちにおいで!」「かわいいねぇ」
と、声を掛けてくださると、Y様にすっかりなついている『くう』は、尻尾を振りながらヒョコヒョコと足元に寄ってきて「ワン!」と抱っこをせがみます。まるで本物の犬のように…。

Y様のお膝の上で愛嬌を振りまく『くう』。目がトロンとして幸せそうな顔をしています。

ある日のこと。
Y様が、ふとスタッフにおっしゃった
「近くの公園のお花が綺麗だったから、また見に行きたいわ…」
とのひと言がきっかけとなり、"Life Focus(LF)"活動の日に、近隣公園への外出企画が持ち上がりました。
しかし、担当のパーソナルアシスト(ご入居者個別担当:以下PA)が公園への散歩にお誘いすると、Y様は「大丈夫かな…」と、みるみる表情を曇らせました。久しぶりの外出に不安を感じていらっしゃるようです。

そこでPAは、どのようにしたらY様に安心して、心から散歩を楽しんでいただけるかについて、ホーム長やライフマネージャーに相談を持ち掛け、多職種のスタッフも交えて話し合いました。
その結果、かわいがっている『くう』と一緒なら主体的にお散歩を楽しんでいただけるのではないか、との結論に至りました。

そして改めてY様に、『くう』と一緒のお散歩をご提案すると、
「行きたい‼」「早速準備します」
と、明るい表情で外出の支度をはじめられたのでした。

防寒対策を万全に『くう』をお膝に抱いて、いざ公園へ出発!

Y様はお散歩の途中も、
「くうちゃん、お外にでましたよ」「うれしいね、くうちゃん」
などと、ずっと笑顔で話しかけていらっしゃいました。

公園に到着すると、『くう』を芝生の上に降ろし、
「気持ちがいいねぇ」「こっちにおいで!」
と、終始笑顔で『くう』とのふれあいを楽まれました。
そして、愛犬の面影を重ねていらっしゃるのでしょうか…。Y様は、自由気ままにお散歩する『くう』の姿を、しばしの間、温かなまなざしで見守っていらっしゃいました。

ホームに戻られてからもY様は、
「久しぶりのお散歩、楽しかった!また『くう』ちゃんと、お出かけしたいわ」
と、満足気な表情をお見せくださいました。
「ではまた、『くう』ちゃんを散歩にお連れ願ってもよろしいですか?」
とスタッフがうかがうと、
「ええ、ぜひ!」
と、お答えになったその笑顔は、希望に満ち溢れているようでした。

日々の暮らしの中にご自分らしい楽しみを持つことは、精神面の活性に大きな役割を果たし、生活の充実や生きがいにつながるものではないでしょうか。
これからもLF活動をとおして、Y様はじめご入居者の皆様が、生きがいを感じながら心身ともに健やかにお過ごしいただけるよう努めてまいります。