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ソナーレ目白御留山の
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タンゴのリズムで健康に! ~タンゴセラピー~

みなさま、こんにちは。
ライフマネージャーの宮本です。
霜枯れの季節となり、冬の到来をいっそう間近に感じております。

今回は、当ホームで初の試みとなった『タンゴセラピー』の様子をお伝えいたします。

~タンゴセラピーとは?~
アルゼンチンタンゴの特長を用いた五感療法。
タンゴのステップで下肢筋力やバランス感覚を鍛えるとともに、ふくらはぎを効果的に使うことで内転筋の筋力アップに役立ちます。また、ペアになってダンスをすることで自己効力感の高まりや孤立感の解消にもつながります。

今回が初開催ということもあり、ご参加者の中には
「ダンスなんてできるかしら…」
「昔はやっていたけど、もうしばらくやっていないわ」
などと、不安気な表情をお見せになる方も…。

大丈夫!
まずはやってみましょう!

はじめに、セラピストのケニーさんをはじめ、ボランティアの皆さんの自己紹介を兼ねて、お一人おひとりとハイタッチや握手をしていきます!
みなさまは、まだ少し少し緊張気味です。

続いて準備運動。
椅子に座った姿勢でタンゴのステップを習います。
みなさまは、
「意外と動けるものね」
「これくらいなら簡単よ!」
と、身体が先に動いてしまうといったご様子で、気持ちも段々とほぐれてきたようです。

お隣同士、手をつないでステップの練習をします。
こうしたスキンシップがお互いの心の距離を縮め、安心感や信頼度の向上につながっていきます。
笑顔も見られるようになってきました。

いよいよペアを組んでのダンスレッスンです!
「自信がない」とおっしゃっていたご入居者も、にこやかにステップを踏んでいらっしゃいます。
みなさまの表情は生き生きと輝き、フロア一帯は活気があふれていました。

最後は、ダンスを趣味とされていたI様とセラピストで、一曲ご披露いただきました!
「すご~い!」
「素敵ね。あれぐらい踊りたいわ」
みなさまの羨望のまなざしを受けつつ、華麗なステップを決めるお二人。 会場からは拍手と歓声が沸き起こりました。

あっという間の1時間が終了。
「もうちょっと踊りたかったわ」
「夢中になっていると、すぐに終わっちゃうのね」
最初は参加を悩んでいらした方も、終わってみれば物足りないご様子でした。

お別れの挨拶は“Aruburasso!”(アブラッソ:スペイン語で抱擁の意)で!
「旦那とも抱き合ったことなんてないわよ…」
と、恥じらうお姿が何とも印象的でした。

いかがでしたか?

アルゼンチンタンゴのリズムに身を任せ、ペアを組んで踊ることで、非日常な楽しさを満喫されたみなさま。
ダンスの嗜みがあるご入居者が意外に多く、見事なステップを踏んで「まだまだいけるわ!」と、ご自身の可能性を再認識される方もいらっしゃいました。
なかには、
「次回は私もセラピストの方と組んで一曲踊りたい」
と、新たな目標を見つけられた方や、
「実のところ、主人との馴れ初めがダンスパーティで…」
と、まるで映画のワンシーンのようなステキな思い出話をお聞かせくださる方もいらっしゃいました。

まだ始まったばかりのタンゴセラピーですが、ご参加者の笑顔やダンスにまつわるお話を楽しそうになさるご様子を拝見し、皆様の心身の健康づくりに大いに役立つものと、期待を高めた私です。

次回もお楽しみに!