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ソナーレ・アテリア大泉学園の
スタッフブログ
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全てのご入居者が心豊かに過ごせるホームを目指して ~リハビリ編~

皆さま、こんにちは。
機能訓練指導員(OT)のIです。

今回は、以前のブログ「全てのご入居者が心豊かに過ごせるホームを目指して 前・後編」に引き続き、私が担当しているリハビリサービスについて、ご紹介いたします。

ご入居者の中には、入居後に体調を崩されたり、転倒などで歩行が難しくなられたりして、車椅子中心の生活となる方もいらっしゃいます。
そうした状況下においても「自分の足で立つことができる」「少しだけれど歩くことができる」ということを心の支えとされているご入居者が多く、「もう一度歩けるようになりたい」「少しでも立ったり歩けたりできる状態を保っていきたい」といったご希望も多く聞かれます。

上の写真の方は半身に麻痺があり、普段はご覧のようなヘッドサポート付きの車椅子を使って生活をされています。
ですが「車椅子に移乗する時は、できるだけ自分の力で頑張りたい」との強い意志を示され、日々のリハビリでは立ち上がりの訓練に、とても熱心に取り組まれています。
また、スタッフ向けに実施している『移乗介助講習会』にも、モデル役としてご協力くださるなど、リハビリ以外の時間も、生活上の様々な場面で適切な移乗動作を実践されてきました。
その甲斐あって、ご入居当初よりも立ち上がりの際に、しっかりと姿勢保持ができるようになってきています。

ご入居者やご家族の中には、当社の事業コンセプトである“Life Focus”の取り組みや、外出アクティビティへの参加に対し、車椅子を利用していると実現が困難ではないか、と懸念を抱かれる方もいらっしゃると存じます。
確かに構造上の問題などで車椅子では対応が難しい場所や、ご参加いただけないこともあるのは事実です。しかし、車椅子のままでも、工夫次第で行かれる場所やできることも少なくありません。
ご本人のお身体の状態や、使用目的に合った車椅子やクッションなどの福祉用具選定、さらには写真にあるような調整なども私たちOTの仕事であり、こうした環境設定の面からも実現をサポートしています。
お一人おひとりのご入居者に寄り添い、全ての方が分け隔てなく心豊かな暮らしができる、それが当ホームの目指すところです。

これからも、ご入居者がいつまでもご自分らしく生活できるよう、また少しでも快適にお過ごしいただけるよう、力を尽くしてまいります。

次回もお楽しみに!