ご自宅で、沢山のお花を奥様と育てていらしたというA様。ソナーレにご夫婦で入居する際に、ご家族にお花の世話を託して来られたというエピソードを伺いました。
そこで、「ホームでもご自宅のようにまた園芸をしてみませんか?」とお誘いしたところ、「園芸は大変ですよ?でも一緒にだったらまた出来ますね。ぜひともやってみましょう。楽しいですよ~。」と快諾!
「前みたいにお花や土を触りたいわね。」と日々、屋上のスカイガーデンのお花に水やりをしてくださっていたB様も加わり、ソナーレ石神井の園芸クラブがスタートしました!
A様と一緒にお花を買いに行くところから予定をしていましたが、ステイホームの観点から、事前にA様と打ち合わせをした上で、スタッフがお花や土、そして肥料等を準備しました。 園芸の知識が豊富なA様曰く、 「うん、これなら、立派に育ちますよ!」と、ニヤリ。
「じゃあ私は、土の準備をやるわね。いやぁ、久しぶりね。」と笑顔で巧みにスコップを動かされるB様。
土の量を微妙に調整しつつ...
「こうするといいんだよ。」「あらあら、そうね。」と、お花の見栄え等も考えながら植え込みをされるお二人。
「さあ、こんな感じでどうでしょう!」と自ら最後の仕上げをされるA様です。
これから、どれだけ立派に育ち、綺麗に咲くかは皆様のお手入れ次第。素敵な鉢植えが出来上がりました!
一つ目のお花は、ウォーミングアップ。早速、二つ目の鉢植えにも取り掛かかり、あっという間に二つ目のお花も植え込み完了!さすが、仕事が早い・・・。
そして、次はプランターに取り掛かります!
こちらのプランターは、ご夫婦で一緒にお花のレイアウトを決めながら・・・。奥様は、目を細くしてご主人様を見つめておられました。
「妻は、ランとバラが好きでしてね、家でも育てていましたが、自分で出来ないなんて言うので全部私が世話していたんですよ。」と笑いながらご夫婦のエピソードを聞かせて下さったA様でした。
そして、最後に、元気のない鉢植えを見つけると、「このお花、再生できそうですね、ちょっと待って下さいね。うまく行けばまた咲かせられますよ!」と手際よく剪定していくA様。その姿が凛々しく、とてもかっこよかったので慌てて写真を撮らせて頂きました。その様子を覗きに来られたC様は、「これがまた咲いたら凄いわね、咲いたら絵を描かせていただこうかしら!」と自然に広がる園芸の輪。
皆様、大変お疲れ様でした!このお花たちを見守りつつ、沢山増やしてお花いっぱいのホームにして参りましょう。
いやあ、仕事量、ハンパない!
そして数日が経ち、とある日の朝食後。
毎朝食後はテラスでの日光浴を日課にされているA様から、「ちょっと、草むしり一緒にしませんか?」とダイニングからお部屋へ戻る前、スタッフに声をかけて下さいました。
「いやね、見せたいのがあってね、これがなかなか大物なんですよ。」と笑われるA様。
そしてテラスへ行くと...
「これとね...。」「ここもなんですけどね...。」と、そこには、背が高く、なにやら棘のある植物が伸びていました。
「これはね、アザミと言いましてね、やっつけてないとすぐにまた伸びてくるんですよ。雑草です。まぁ10分もあれば終わりますよ。」とのこと。スタッフも一緒に手袋をして草むしり開始!棘が手強かったですが、草を抜くコツを教えて頂き、無事やっつける事が出来ました!
草むしりが終わると、「たぶんね、後で手が痒くなりますからね(笑)アザミはね、実はそういう草なんですよ(笑)」と悪戯っぽく笑いながらスタッフに告げられたA様。「先に言わなくてごめんなさいね!」と大笑い。しっかりとオチもつけて下さいました!
A様のエピソードから始まった今回の園芸ですが、以前と同じようにその方らしく生活をして頂くことが、私達が目指す"Life Focus"を形にする活動です。
ご入居者の皆様の人生において、大切にされてきた数々のことを、ホームで実現できるよう取組んで参りたいと思います。