"Life Focus"
人生を想い、あなただけの時間を
ひとり一人の人生に、
大切にしてきた暮らし、
かけがえのない毎日がある。
これまで大切にしてきた想いや時間を、
この先も愉しみ、自分らしく健やかに
過ごせるように。
私たちは、あなたの人生に、
深く寄り添います。
"いままで"の、価値観や幸福感を分かち合い、
"これから"を、強く支える存在となれるように。
個人ではなくチームとして、
あなただけの時間をつくり、
共に感動をつむぐ「家(ホーム)」となるために。
"Life Focus"とは?
"Life Focus"(ライフフォーカス)は、ひとことでいえば「その方らしさの実現」です。
ご入居者がこれまでの人生で大切にしてきた想いや生活へのこだわりを、ライフマネージャーをはじめとするすべてのスタッフが共有し、これからも「その方らしい生活」を続けられるようチーム体制で支援しています。
"Life Focus"とは? 4分55秒
"Life Focus"の実現に向けて
"Life Focus"の第一歩は、
「これまでの人生」に耳を傾けることから
始まります。
Step. 1
「これまでの人生」をヒアリング
ご入居者の身近な担当スタッフであるパーソナルアシスタントが、ご入居者やご家族から「これまでの人生」と「これからの人生」についてじっくりヒアリングし、その方がもっとも大切にされてきたことや人生観を探ります。
Step. 2
「その方らしい暮らし」を考える
ご入居者やご家族とのコミュニケーションを密にとり、パーソナルアシスタントとライフマネージャーが連携して「ライフプラン」を作成します。
立案されたライフプランはご入居者の心身の状況を鑑みながら、その方らしい生活が送れるよう、ナーススタッフや作業療法士などを含めた多職種でプランの実行性を検討します。
Step. 3
ご入居者の想いや希望を叶える
ライフマネージャーを中心としたチーム全員が「ライフプラン」を共有し、入念に検討・準備したうえで、プランに沿ってご入居者とご家族の希望を叶えます。
"Life Focus"をささえる仕組み
個々のスタッフではなく、
チーム全体で支えることで
継続的に"Life Focus"に
取り組みます。
「チーム体制」で"Life Focus"を実現
"Life Focus"の実現にあたっては多職種のスタッフがチームを構成し、ご入居者の体調をはじめご希望のプランが実現可能なものなのか、さまざまな角度から検討を重ねます。
"Life Focus"に集中するための「LFシフト」
"Life Focus"を実践する日には、担当スタッフは日常の介護・看護業務から外れ、"Life Focus"に集中して取り組める勤務シフト(LFシフト)を導入しています。
一過性の取り組みではなく、継続する
"Life Focus"をかたちにする取り組みは日々の生活にも取り入れているため、一過性のものではなく、たとえば生きがいにつながるような趣味活動であれば継続的に、人生をかけた大きな夢であれば少しずつ叶えていくことで、明日につながる充実した日々をお過ごしいただけます。
"Life Focus"の事例
事例:1
オーダースーツの新調で蘇った
一流ビジネスマンの笑顔
背景
戦後、財閥系のグループ会社に就職されたA様は、海外取引のお仕事に従事され、重要なポストを歴任。
当時の知人や部下たちとは今でもメールの交流があるそうです。そんな仕事人間だったA様ですが、ご夫婦でのご入居後に最愛の奥様を亡くされ、意気消沈されている日々が続いていました。
そんなある日、A様のもとに同窓会の案内が届きました。最初は参加に後ろ向きだったA様ですが、スタッフが「昔のようにスーツを仕立てて同窓会に参加されてはいかがですか」とお声がけすると、徐々に前向きになっていかれました。
"Life Focus"の実現
入念な準備の上、A様は車椅子に乗ってスタッフと一緒にオーダースーツを仕立てるため有名デパートへ向かいます。仕立て屋に足を踏み入れたA様は、ホームでは見られない一流ビジネスマンのお顔になっていました。慣れたご様子で生地やカフス、タイと納得のいく物を選ばれていきます。
半月後、こだわり抜いたスーツがホームに到着し、ダークスーツを颯爽と着こなすA様の姿にスタッフから歓声が上がりました。その後A様はハイセンスな着こなしで同窓会にも参加され、今も笑顔溢れるハリのある日々を過ごされています。
事例:2
慣れ親しんだ家で家族一緒に過ごしたい
~ 4年ぶりの我が家 ~
背景
脳血管系の疾患によりご自宅で倒れられ救急搬送。入院加療後、回復期リハビリテーション病院を経由してホームへご入居されました。入居当初はリクライニング車椅子を使用。特に経口摂取はむずかしく、胃ろうによる栄養摂取を行っていました。
ホームでのスタッフによる日々のケアやお声掛け、OTによるリハビリテーションを通じてお身体の状態も回復し、お食事も経口摂取が可能となりました。失語による影響で言語的なコミュニケーションはむずかしい状態ですが、周囲を見渡しこちらの声掛けに対して頷き笑顔で返してくださるなど、よい表情も見られるようになりました。旦那様や娘様もほぼ毎日面会に来られ、食事介助を行うなどご家族の絆がとても深く感じられます。
"Life Focus"の実現
ご家族様より一時帰宅のご希望がありました。ご自宅はエレベーターのないビルの3F。車椅子を利用しているS様がご自宅の中に入るには、車椅子のまま移動できる階段昇降機が必要となるため、事前にご自宅へお伺いして専門業者と打ち合わせを行い、安全に移動できるよう準備しました。
そして迎えた当日。普段からおしゃれ好きなS様のためにケアスタッフがマニュキュアとメイクを施し、いざご自宅へ。旦那様や娘様をはじめたくさんのご家族に迎えられ、"慣れ親しんだ家で家族一緒に過ごしたい"という皆様の想いが約4年ぶりに叶った瞬間でした。