皆さん、こんにちは。 ライフマネージャーの林です。
シリーズでご紹介しております「新アクティビティ紹介」。
第5弾となる今回は、8月から新たにスタートした「日本舞踊教室」を紹介いたします。
ソナーレ浜田山では、これまでも舞踊系のアクティビティとして毎月「社交ダンス教室」や「フラダンス講座」を開催しており、皆様に大変ご好評いただいております。
そうした中で、私がぜひ、つぎのアクティビティとして取り入れたかったのが「日本舞踊」です。
なぜなら、ご入居者の中には、長年お稽古を続けてこられた方や、足しげく舞台鑑賞に通われていた方など、ご趣味として日本舞踊に親しむ方が多くいらっしゃるからです。
そんな折、あるご入居者のご家族から日本舞踊の先生をご紹介いただけることとなり、このたび新たなアクティビティとして実施する運びとなりました。大変にありがたいことです。
お招きしたのは花柳翁麗先生。たくさんのお弟子さんをお抱えでいらっしゃいます。
さて、記念すべき初日。ご挨拶のあと、早速先生の舞が始まりました。
日本舞踊の魅力といえば、やはり着物を着た所作、動きの美しさではないでしょうか。
手の指先から足の爪先、目線にいたるまでの繊細な表現に、ご入居者の視線はくぎ付けです。
日本人が古くから大切にしてきた心や感性にふれることで、変わらぬことの大切さが伝わり、静かに心癒される感覚を味わいました。
舞が終わると、次は皆様に扇子が手渡されました。ここからは扇子を使って、実際に舞を体験していただきます。
桜の舞い散る様子や大きな波、小さな波が海辺に打ち寄せる様子、しんしんと雪が降り積もる様子等など...。様々な四季の移ろいを扇子一本で表現していきます。
先生に倣い、私もご入居者と一緒に舞ってみましたが、動きがぎこちなく、扇子で「舞う」というよりは、ただ扇子を「振っているだけ」のような状態になってしまいました。なかなか先生のようにはいかないですね(当たり前ですが)。
舞の体験が終わると先生から、
「前に出て一緒に踊ってくださる方はいらっしゃいませんか?」
とのお誘いがありました。
恥ずかしさが先に立つのか尻込みをされる方が多い中で、今日の日本舞踊教室をとても楽しみにされていたK様が「ハイ!」と、名乗りを上げてくださいました。
先生と一緒に「おんな踊り」を舞うK様。
日本舞踊には、礼儀作法が身につく、所作が美しくなるといったメリットがありますが、実は全身運動として、体幹や足腰の筋力を鍛えるのにもとても有効なのだそうです。
さすがは伝統芸能、奥が深い!
こうして、初めての日本舞踊教室は20名近くの方が参加され、大変好評をいただくことができました。前述のK様も「とても楽しかったわよ、次はいつかしら?」とおっしゃっていました。これからも月に1回程度のペースで続けていく予定です。
皆様の日々の生活の、新たな楽しみとしていただけることを期待しています。
次回もお楽しみに!