皆さん、こんにちは。
現在、ソナーレ浜田山では新型コロナウイルスの感染対策のため、ご面会は事前予約にて少人数かつ時間制限を設けてお願いしておりますが、先日の5月8日は、多くのご家族の皆様にお越しいただきました。
そう、この日は母の日でした。母親に敬意と感謝を示す日であり、各ご家庭でもお祝いされたことと思います。
最近では、母の日の贈り物として様々なものが出てきていますが(ちなみに私は今年、母親に山形産のサクランボを贈りました)、やはり定番といえば「カーネーション」ではないでしょうか。
では、なぜ母の日にカーネーションなのでしょうか。皆さんは、この由来をご存じですか?
日本の母の日は、アメリカから伝わった風習といわれています。
1905年5月9日、アメリカに住む少女、アンナ・ジャービスが母の死をきっかけに、「生きている間にお母さんに感謝の気持ちを伝える機会を設けるべきだ」と働きかけたのが始まりとされています。
この働きかけがアメリカ全土に広がり、1914年に5月の第2日曜日が母の日と制定され、国民の休日となりました。また、アンナの母親が好きだったカーネーションを追悼式の祭壇に飾ったことから、現在のように母の日にカーネーションを贈るという習慣が生まれたとされています。
ちなみに、日本でも明治時代末期から母の日が祝われていたのですが(当時は昭和天皇の皇后様の誕生日である3月6日が母の日とされていました)、戦後の1950年頃から、アメリカの例にならって5月の第2日曜日となり、これが一般的になったそうです。
母の日に面会にお越しいただいた当ホームのご家族の皆様も、それぞれお母様にと、素敵なお花のプレゼントをお持ちくださいました。
また、遠方のご家族からもたくさんのお花が届き、ご入居者のお部屋はいつにも増してとても華やかな空間となっていました。
(※こちらはご入居者のお部屋での撮影のため、マスクを外しています)
ホームでも皆様へのお祝いとして、この日は「母の日に感謝を込めて贈る 日本の特選素材料理」と題し、相模湾の鱸や山形の米沢牛など、各地のブランド食材をふんだんに使ったランチコースをご用意いたしました。
ここで、お食事の際にお見かけしたエピソードをひとつご紹介します。
ソナーレ浜田山にご入居されているS様ご夫妻。ご主人は寡黙な方で、普段はどちらかというと亭主関白のご様子ですが、この日はせっかくのお祝いだからとご夫婦二人で乾杯され、「いつもありがとうね、お母さん」とねぎらいのお言葉をかけていらっしゃいました。ご家族を代表しての言葉だったのでしょう。
奥様も少し照れたように、「いいえ、どういたしまして...」とにっこり。
傍らでお二人の仲睦まじいご様子を拝見していた私も、ほんわりと心が温かくなりました。
皆様、素敵な母の日をお過ごしいただけたことと思います。
来月は父の日ですね。ホームでもささやかなお祝いを企画しておりますので、お父様方、ぜひお楽しみになさってください!
次回もお楽しみに!