こんにちは。ホーム長の三輪です。

酷暑が続いたり、台風や豪雨などの天候不順に見舞われたりで、外出や散策を楽しむには何かと制約の多い今夏ですが、好機をとらえてお出掛けにお誘いしております。
行先は、当ホームのお散歩コースの定番、駒沢公園です。

定番と申せど、実は駒沢公園には一日として同じ日がありません。
目を凝らせば、耳をすませば、その変化を五感で感じることができます。

秋のゆっくりとした訪れの中で、陽の沈みが早まり、日中の熱気と夜の涼風がほんのり交じり合うその時間帯に、ご入居者とかき氷を食べにでかけました。
おそらくこの夏、最後のかき氷になるかと思います。
あたりは、心地よい蝉時雨に交じって、秋の虫たちの鳴き声も聴くことができました。
夕空には蜻蛉たちが、しずかに飛び交っておりました。

ご自身から話すことの少ないご入居者も「まあ、美味しい」「もう秋が近いいのね…」と胸の内を言葉にされ、景色をたのしまれながら、シャリシャリといい音をたててかき氷を召し上がっていました。
その光景が一体となって、私にはとても美しく感じられました。

夏には夏の、秋には秋の。
朝には朝の、夕には夕の美しさとたのしみがあると思います。
様々な機会を捉えて、多彩な世界をご入居者とご一緒にたのしんでまいりたいと思います。