2024/11/07
感謝をつづる時間
こんにちは、ホーム長の三輪です。
先日、ご入居者にお供して、デパートに行ってまいりました。
長いキャリアの中で、国内外に多くの交友関係をお持ちであり、贈り物に沿えてクリスマスカードをご手配されるのが年末の習慣ということでございました。
年末に一時的に入院されるのを前に、今年は少し早いご手配ということでしたが、お話をうかがうと、「今年も変わらない『感謝』を伝えたいということ。私は大丈夫だから心配しないで」という気持ちを込めて、幾枚ものクリスマスカードをご用意された、とのことでした。
「今年は、『ソナーレから』で手紙を締めたわよ」
と、少しはにかんでおっしゃっていました。
ご入居者が、ご入居の後も社会との絆や交友関係を大切にされている姿を拝見し、ホームの一員として嬉しく思います。
「感謝」を習慣にされている方に、私はいつも敬服の念が堪えません。
感謝は、相手方にも、自分にも、良い影響を与えます。
少し辛いときでも、つづられた感謝の言葉に幾度支えられたか知れません。
日々の仕事のなかで、スタッフは互いに助け合っています。
業務は“助け合い”ということさえできます。
私は、仕事は互いの人生の貴重な時間を寄せ集めて成り立っていると考えます。
同僚は一期一会で出会い、それは単なる偶然ではなく、スタッフそれぞれの人生が響き合うように関連しているのだと。
そのなかで、今日の「感謝」を伝えること、「感謝」を伝えられることは、働き手の人生をきっと豊かにしてくれると信じています。
一日の、一生懸命の、仕事の終わりが「感謝」をつづることで締めくくれたら、そんな素敵なことはないと、願いを込めつつ。
たくさん用意した“Thanks letter”が、思いのほか早く減っていること、
退勤の頃に“Thanks letter”をつづるスタッフを見かけることが、私の密やかな喜びです。