2024/11/26
青い鳥たち
こんにちは。ホーム長の三輪です。
私はソナーレ駒沢公園に就いてから、仕事に飽くことなく、日々、様々なひとと出会い、一緒に働いて、多彩な仕事に向き合ってまいりました。
挑戦と進取を旨とする社風で、社員にとっての活躍の場は多いと思います。
“A rolling stone gathers no moss.”
~転石、苔を生ぜず(転がる石に苔は生えない)~
諺のとおり、活動的に、かつ柔軟に対応していくことが心の鮮度を保って、生き生きと働く秘訣なのだと自身では思っております。
系列のホームも多く、更なる活躍と躍進を期待され、求められて異動するスタッフがおります。
この場を借りて、そのスタッフたちへおくる言葉を記したいと思います。
ホーム長就任以来、共に汗をかき、知恵を出し合い、励まし合って、乗り越えてきた仕事はひとつやふたつではありませんでした。
どんなことにも全力を尽くし、経験を糧として成長する貴方たちが、期待をされることはごく当然のことですよね。
一体どれほどの笑顔と幸せをご入居者に、一体どれほどの安心と信頼をスタッフたちにもたらしてきたでしょうか。新天地でも、その活躍は計り知れません。
理屈では述べたとおりですが、ひとりの働き手としては、心から淋しく思えて仕方がありません。
それぞれの強みも弱みも分かっていて、成功も失敗も分かち合ってきた、欠くことのできない仲間でしたから、この喪失感は許してほしいと思います。
私が幼い頃に読み聞かせてもらった本の中に、青い鳥を求めて旅をする物語がありました。その青い鳥がいる場所には、幸福が訪れるというのです。
二人の旅立ちを前にして、私の脳裏にはこの話が浮かびました。
二人が降り立つ新天地を、さらに、さらに、幸せにしてください。
私たちは、二人を失いますが、心配はいりません。
貴方たちが大切に育ててきた後輩たちは、どのスタッフも二人の働きぶりから学んできた、ひとを幸せにできる逸材ばかりで、すっかり青い鳥たちとなっています。
私たちの仕事は、書き記されたり、語り継がれたりしない儚さを帯びていますが、私たちが一緒に働いたという真実については、永劫変わることはありません。
一緒に働けたことを、心から光栄に思います。
二人のことですから、惜しみなく、存分に働くことでしょう。
消耗してしまうこともあるかもしれません。そんなときは、いつでも羽を休めにきてください。
館内を少し歩くだけで気が付くでしょう。
このホームには隈なく二人の功績が見て取れるのですから。
残るスタッフたちは皆、貴方たちの変わらない仲間です。
いってらっしゃいませ!