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ソナーレ駒沢公園の
スタッフブログ
Staff Blog

"Life Focus"活動の日 ~あるケアスタッフの一日~

皆様、こんにちは。 ライフマネージャー兼副ホーム長の三輪です。
今回のブログでは、ケアスタッフのお仕事風景をご紹介いたします。

この日は、いわゆる“Life Focus(LF)”活動を行う日、通称『LFの日』でした。
『LFの日』は、ケアスタッフが個別に担当するご入居者の希望や夢を叶えるべく、終日介護業務のシフトから離れて、ご入居者とマン・ツー・マンで向き合う日としています(LFの日は原則、各スタッフ毎月2日間あります)。
ご入居者の皆様も心待ちにしてくださっているため、スタッフのモチベーションにも繋がっています。

本日は、ケアリーダー(以下リーダー)の一日に密着してみましょう。

午前9時。
ケアスタッフのチームカンファレンスから、LFの日は始まります。
リーダーは、個別担当するご入居者と本日どのような一日を過ごす予定かについて皆に共有します。

午前9時半。
朝礼開始。各セクションの担当者が出席し、ホームの一日の流れや各ご入居者の予定を共有します。
「本日も一日よろしくお願いいたします!」と、元気な挨拶が済んだら、活動開始です。
リーダーは、ご入居者のお部屋を廻って、お話を伺ったり、お困りごとの解決やお部屋の整理をしたりと、丁寧に、かつテキパキと対応していきます。

この日のメインイベントは、あるご夫婦の外出サポートです。
このご夫婦には『遠い日の思い出が残る街に出掛けたい』という“Life Focus”を実現するための目標があります。
実践に向けた課題のひとつに奥様の体力面への不安があり、これを克服するために、日々ナーススタッフとの連携を密にし、少しずつ活動量を増やしたり、生活に刺激を増やして意欲の向上を図ったりしています。

午後2時。
当日は晴天に恵まれ、絶好の外出日和となりました。暑さもすっかり和らぎ、心地よい風に吹かれながらのお散歩に、奥様の気分も高揚されたご様子でした。

結果、この日の外出挑戦は成功裏に終了し、ご夫婦は少しお疲れのご様子がみられたものの、達成感を味わっていらっしゃいました。
お二人の安堵の表情を拝見しながら、リーダーもまた一歩、夢の実現に近づけたことを実感していました。奥様のお気持ちを支えてくれたお天気にも感謝しながら…。

午後4時。
先述したようにLFの日は通常業務から外れるため、その分ミーティングや研修にじっくり打ち込める時間的余裕が持てます。
そこでこの日、リーダーを中心にチームメンバーが集まり、防災研修を実施しました。
防災備品の確認・点検に加えて、非常時に頼りの綱になる発電機の試用も行いました。

午後5時。
続いては、当ホームに新たに導入されるリハビリ機器の設置とトライアルにも立ち会いました。
ここでは実際に先端技術に触れながら、エンジニアの方から直接、開発の意図をうかがい、スタッフからは介護現場のニーズを伝えるという、意見交換の場も持つことができました。
ソナーレでは『人に寄り添う力』と『テクノロジーの力』を融合し、ご入居者の安心でその方らしい生活の実現につなげていることを、改めて実感したひと時でした。

午後6時。
定時になりました。
リーダーたちの充実した一日が、終わります。
「今日も、盛だくさんだったね。お疲れ様!」
「お疲れ様です!ところで、これからどうします?」
「うん、もうちょっと話したいね」
「そうですね!ぜひ!」

チームメンバーは、場所を変えて、もう少し夢について語るようです。
熱心だなぁ…、と心底感心させられつつ、とても心強く感じた私でした。