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ソナーレ駒沢公園の
スタッフブログ
Staff Blog

We enjoy learning about ‟Life Focus"! ~研修は学びと楽しさの宝庫~

皆様、こんにちは。
ライフマネージャー兼副ホーム長の三輪です。

どのような仕事もそうであるように、私たちのケアの仕事にも、必ず『学び』が必要になります。
介護技術、疾病の基礎知識、緊急時の対応、認知症への理解、コミュニケーションスキル、関連する法令の理解、介護業界を取り巻く社会情勢の変化についてなど、学ぶべきことは山ほどあります。
学ぶ機会を確保し、日常に取り入れることが、仕事の『質』の保持・向上に必要不可欠です。

固いことを書いてしまいましたが、私たちは『学ぶ』ことを大切に、かつ楽しみながら行えるように取り組んでいます。
楽しめることで、学ぶ内容がより頭と身体、そして心に深く刻まれると考えているからです。

そこで今回のブログでは、ホーム内での研修の様子をご紹介いたします。
9月は、当社の事業コンセプトである‟Life Focus”をテーマとして実施しました。

‟Life Focus”とは、対象となるご入居者の過去と現在、お人柄や大切にしている事柄などを、深く『知る』ことで、ソナーレにご入居されてからも、ご本人が『いま望むこと』『これからしたいこと』に対して継続的に挑戦でき、その方らしい生活が送れるように、ホーム一丸となって関わっていくという姿勢と仕組みです。

『その方を深く知る』ためには、アセスメントが重要になります。
これまでの人生の歩みや、どのようなお考えや想いをお持ちなのかなどについて、言語・非言語で確認する作業です。
おうかがいする環境や雰囲気、言葉づかいや声のトーン、ジェスチャーの取り入れ方なども、とても大切になりますので、今回はその実習を行いました。

ホーム長をご入居者に見立てて、アセスメントを開始します。
最初はお互い緊張感からか、固い言葉のやり取りでしたが、会話を進めるうちに、ご入居者(ホーム長)の秘められた半生や考え方を知ることができました。
野球少年として過ごした少年時代、アリゾナへの留学、多かった転校の思い出、仕事の苦労話と思い出、好物、恋愛、スポーツ観戦の趣味など…。
研修は3チームに分かれて行いましたが、同じ人物が対象でも、様々な切り口で分析したことで、その人の多面性が浮き彫りとなりました。

充実した内容に、どのチームも最後は笑顔を見せながら、アセスメントを終了しました。

アセスメントに基いて、‟Life Focus”を実現するための骨格となる『ライフプラン』を構築します。
ホームにご入居されてからも、「スポーツ観戦を楽しめるプラン」、「スポーツに継続的に取り組めるプラン」、「アリゾナなどの異文化やイベントを楽しめるプラン」、「故郷や旧友を尋ねるプラン」など、様々なプランが提案されました。
完成したプランを評価しあう姿は、お互いの考えを尊重する雰囲気が伝わり、温かみのある研修が実施できたことに深い喜びを感じました。

後日、研修成果をきっちりと現場で発揮しているスタッフをみて、思わず胸が熱くなりました。