2025/02/24
あるお手紙
こんにちは。ホーム長の三輪です。
私どもは、時折、ご入居者やご家族からお手紙を頂戴することがございます。
その中の一通、私どもの心に爽やかな喜びをくださったお手紙をご紹介したいと思います。
この内容が、ご入居される方の心を少しでも軽くして、スタッフに自信をもって貰えるならばと、掲載にご承諾くださった内容です。
『ソナーレ駒沢公園のスタッフの方々へ。
梅花のみぎり、お元気にお過ごしでしょうか。
ご縁あって昨年9月から母がお世話になりまして、早や5か月が過ぎました。
リハビリテーション病院から移った最初の日、1階のダイニングルームでお昼のハヤシライスを母と一緒に美味しく頂いたことを懐かしく思い出しております。
春に大腿骨を骨折し、病院に3か月、そしてリハビリテーション病院に3か月入院、そしてようやく退院できたと喜ぶ間もなく、そのまま知らないところに来て、夕方になって私が帰る時、「私も一緒に帰るわ」と不安な顔をして言っていた母。
きっとしばらくの間は、ソナーレの方々があの手この手で母をなだめてくださっていたのでしょう。
その後、わからないながらにソナーレに慣れていき、最近は2階のダイニングでわりとさっぱり、「さようなら」をしてくれるようになりました。
「来てくれて嬉しいわ!」と、表情が柔らかく、なにより肌がつややかになって、スタッフの方々が日々まごころで対応してくださっているお陰で、ソナーレが好きになったのでしょうね。
この5か月間、一週間に一度は母に会いにいくよういしておりましたが、そのどの日も、お会いするソナーレのスタッフの方々が全員笑顔でご挨拶してくださり、いつもお掃除が行き届いていて、母に会えることだけでなく、スタッフの皆様に関われることが心地よく、毎回嬉しい気持ちで家路についておりました。
先日の夕方、初めてロビーでいただいたコーヒーもとても美味しく、疲れが吹き飛びました。
2月にはいった頃でしょうか、ソナーレ入り口の水仙が次々に咲き始めましたね。
そんなことも楽しみのひとつとなって母に会いに行かれることが、なんて幸せなことかと思いました。
母は母で、いつの間にか自分で、毎食お魚でなくお肉をリクエストしていたようですね。
それ以外にどれ程母のわがままを聞いてもさらっと上手に受けてくださっていたりしたことでしょう。どうもありがとうございます。
楽しいアクティビティがたくさんあることも、ライフフォーカスのシステムも、母はもちろんのこと、家族にとっても大きな安心と支えのひとつです。
お一人お一人のお仕事への向き合い方に、心から敬服すると共に、心から感謝申し上げます。』

担当のパーソナルアシスタント(PA:ご入居者個別担当スタッフ)は、ご入居者の生活ぶりを、楽しんでいらっしゃっている姿の写真をアルバムに綴じて、ご家族に贈っていました。
まごころ。
PAの心尽くしなのだと思います。
お手紙では「敬服」と記されておりましたが、私も当ホームで介護・医療・援助に関わるスタッフ全員に同じ気持ちを、しばしば抱きます。
老いや衰えに寄り添う。
病うや痛みに一緒に向き合う。
死や不安のときも一緒にいる。
人生の多くの苦しみや悲しみを目の当たりにしながらも、それでもなお「生きること」が希望で照らされるように、あたたかい笑顔でご入居者とご家族を大切にするスタッフたち。
こんな素晴らしいスタッフたちに敬意の念を示します。