2024/10/19
その意志はダイヤモンド
こんにちは、ホーム長の三輪です。
今回のブログでは、先日の『美食倶楽部』の様子と、その舞台裏についてご紹介いたします。
今般は、目黒川沿いに佇むイタリアンレストランを訪れました。
彩り豊かなイタリアンのプレートに、皆さまは大喜び。
お酒を片手に会話も弾みます。
どの方もこの会食をとても心待ちにされていて、テーブルには笑顔が溢れます。
そのなかで、ひときわキラキラとした笑顔を見せてくださった方がいらっしゃいました。
皆さまとのおしゃべりも、お出掛けも、食事やお酒もとても楽しまれる方ですが、舞台裏ではひとつの物語がありました。
美食倶楽部のメンバーのおひとりで、これまで複数の会食に参加されてきましたが、1か月ほど前から足腰に不調があり、受診を重ねていらっしゃいました。
痛みから、歩くことを断念して車椅子を使用されることに。
私も受診にお供することがありましたが、
「次の美食倶楽部までには治したい」
「みんなと楽しく出かけたいの」
と、お医者様に、それは熱心にお願いされるのです。
車椅子が通るには十分とはいえない店内を、なんとか歩きたいという想い。
変わらない自分で、ご友人と過ごしたい想い。
「ねえ、先生。私はしっかり歩く練習をするから、そうすれば参加できるわよね」
その強い想いが、お言葉に込められていました。すると先生も、
「無理なく、けれどしっかり歩く練習をして、いってらしてください」
と、応じてくださいました。
その成果あって、短時間でしたがシルバーカーに一部お支えすることで、この会食に臨むことができたのです。
痛みをおして努力され、この会食に必ず参加するという想い。
その意志は、ダイヤモンドのように、美しく、強く強く輝いて見えました。
ただ食事に出かけるのではありません。
その日を望み、モチベーションにされる方がいらっしゃいます。
笑顔の裏に物語があるのです。
“Where there is a will, there is a way.“
~為せば成る、なさねばならぬ何事も~
そんな言葉が浮かびました。
ええ、きっとそうに違いありません。