皆さま、こんにちは。
ソナーレ駒沢公園、ホーム長の栗原 寿治(くりはら よしはる)です。
今回は、当ホームの花壇や中庭で見ごろを迎えたユリをご紹介します。
用務兼ドライバースタッフの倉田が、丹精こめて育ててくれました。
倉田曰く、「ご入居者の喜ぶ姿がなにより嬉しいです。ご近所の方々からもよく『きれいですね』とお声をかけられます。」とのことです。
花を通じて、近隣にお住いの皆さまとの交流も広がってきています。
メインエントランス横の植え込みに咲くテッポウユリ。黄色とオレンジの鮮やかな発色が、道行く人々の目を惹きます。
こちらは、中庭で可憐に咲く白のテッポウユリ。緑の中で、白さがなお一層引き立っています。
テッポウユリは日本原産の多年草で、花の形が昔の鉄砲に似ていることからその名が付けられたそうです。そもそもユリという名は、細い茎につく大きな花が風に揺れる様子から「揺すり」と呼ばれ、それが「ゆり(ユリ)」に変わったと言われています。
日本人にとってユリは馴染み深く、古くは『古事記』『日本書紀』にも登場し、奈良時代には多くの歌に詠まれました。園芸が大流行した江戸時代には、品種改良が進み、百数十品種も誕生したそうです。
そんなユリを江戸時代の末期、アジサイなどと一緒にヨーロッパに持ち帰ったのが、かの有名なドイツ人医師、シーボルトでした。日本産のユリは非常に人気が高く、なかには同じ重さの銀と同等で取引された品種もあったそうです。
まっすぐに茎をのばし、芳醇な香りを漂わせながら堂々と咲く姿は優雅で、現代でも見る人のこころを魅了します。
ご入居者の皆さまにも大変人気で、ホーム敷地内で次々と開花する様子を日々の楽しみになさっています。
こちらが育ての親、ドライバーの倉田です。
顔立ちに、花を愛する優しい人柄がにじみ出ていますね。
これからも、たくさんの花を咲かせて、皆さまのこころを癒してくださいね。