ソナーレ石神井の
スタッフブログ
Staff Blog

『ライフプラン作成研修会』 ~"Life Focus"の実現に向けて~

朝晩の涼しい風に、ふと秋の深まりを感じる今日このごろ。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?

今回のブログでは、日ごろホーム内で実施しているスタッフ研修会の様子をご紹介いたします。

ソナーレ石神井では、当社の事業コンセプトである"Life Focus"を実現するため、ご入居者おひとりお一人の人生に寄り添うケアサービスを実践しています。
具体的には、ご入居者のこれまでの人生や価値観などに基づき、この先のホーム生活においても、ご自分らしく充実した日々が過ごせるよう個別の「ライフプラン」をご提案し、その実現に取り組んでいます。

本日の研修では、この「ライフプラン」の立て方を学びます。

モデルとなるのは、ご存じ林ホーム長。
ホーム長はまだ働き盛りの40代ですが、この研修では、想定するご入居者に成り切ってスタッフの質問などに答えてもらいます。
年齢 : 80歳
認定情報: 要介護3
身体状況: 歩行が不安定のため車椅子をご利用
疾患 : 認知症(対話可能)
と設定しました。
この方の「ライフプラン」を立てていきます。

今回研修に参加したのは、日ごろから"Life Focus"の実現に積極的に取り組んでいるケアスタッフ4名です。

まずはプランを作成するにあたり、着目すべきポイントや必要とする情報などについて学びます。
皆、真剣な表情で取り組んでいます。

プラン作りでは、アセスメント(評価・分析)が、特に重要になってきます。
ライフプランでは、その方の人となりを深く理解するため、幼少期からこれまでの人生のあゆみ、趣味や大切にしていること、生活習慣、そしてお悩みごとやこれからしたいことなど様々な角度からお話を伺います。
本番さながらに問いかけるケアスタッフの質問に、そこまで想定していなかったと、ホーム長もタジタジに…。

ご入居者(ホーム長)のアセスメント情報をもとに、皆でその方にあったプランを組み立てていきます。
「どうしたら、その方らしい生活がご提案できるだろうか」
「何をすれば喜んでくださるだろうか」
「言葉にできていない“想い”はないだろうか」
活発な意見が飛び交います。

話し合いは続き、いくらあっても時間が足らないほどですが、
「ご入居者にこころから喜んでいただきたい」
「その方らしい生活を送っていただきたい」
という想いは皆、同じです。
お互いの意見に気づきがあり、研修中は充実感からか笑顔が溢れていました。

ひと口で「想いに寄り添う」といっても、ご入居者は十人十色。
一度のアセスメントでその方を理解できることなど、当然あり得ません。
実際には、ご家族にもお話を伺いつつ、じっくりと時間を掛けながら、様々なシチュエーションの中で丁寧に聞き取った情報をもとにプランを形作っています。
日常の関わりの中での何気ないひと言にも、大きなヒントが隠れていることもあり、スタッフは日々アンテナを張り巡らせ、その方を知ろうと必死になっています。

この研修では、どのような聞き方で、どのような情報を集めれば、よりよいプランになっていくかを知る良い機会となったようです。

次回は、ナーススタッフの1日を密着レポートする予定です。

どうぞお楽しみに!