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ソナーレ石神井の
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茶道の記憶 ~心を結ぶ一服~

皆様、こんにちは。
ライフマネージャーの山田です。

今回ご紹介する“Life Focus”(LF)の取り組みは、お茶を嗜まれていたご入居者に、一服のお茶を通じて、お茶に親しむひと時や懐かしい方々との再会の機会をご提供し、体調回復の契機としたケースです。

かつてお茶の先生をしていらしたご入居者。
そこでこの方のPA(パーソナルアシスタント:ご入居者個別担当スタッフ)は、LFの日にお茶会を催すことで、再び茶の湯の魅力に触れる機会をご提供することとしました。
ご家族に相談したところ大変喜んでくださり、娘さまやお弟子さん方もお越しくださることとなりました。

迎えた当日、テーブルの上にはたくさんの茶器が並べられました。
ご入居者も、フロアに漂うお茶の香りに心躍らせていらっしゃるご様子です。
娘さまやお弟子さん方が揃われ、呈茶の準備に入ります。
着物姿での美しいお点前は観るものの心を惹きつけ、茶道が「もてなしの心」を表現する総合芸術といわれる所以を感じさせます。

娘さまとお弟子さんがお茶を点てる様子を見守るご入居者。
その優しくも真剣なまなざしに、お茶の先生としての横顔が垣間見られました。
お味を確かめて、納得の笑顔。
お茶のお心得のあるほかのご入居者もお茶会にお誘いし、召し上がっていただきました。
「結構なお点前で」
と、一服のお茶に、心の落ち着きや癒しを感じていらっしゃいました。

お茶会終了後は、皆さまで記念撮影。
ご入居者は、お弟子さんとの久しぶりの再会を心から喜ばれ、始終、満面の笑みを浮かべていらっしゃいました。

この日以来、ご入居者は少しずつ活気を取り戻し、会話も増えつつあります。
懐かしいお顔触れに囲まれたことや、長く嗜まれてきた茶道の奥深い精神性に再び触れたことが、ご本人の心身の活性につながったご様子です。
今回、ご協力いただきましたご家族はじめ皆さまには、深く感謝申し上げます。

私たちはこれを契機に、ご本人の想いに寄り添った様々なLFの取り組みを実践していくことで、さらなる生活意欲の向上につなげていきたいと考えています。

これからも当ホームでは、ご入居者お一人おひとりに対する理解を深め、“その方らしい”健やかな生活をお過ごしいただけるよう努めてまいります。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。