2022/11/21
夏のおもひで~枝豆収穫~
皆さま、こんにちは。
季節は間もなく冬を迎えつつありますが、今回のブログでは、ソナーレ石神井の“夏のおもひで”を振り返りたいと思います。
当ホームではこの夏、屋上ガーデンテラスにて枝豆のプランター栽培を行いました。
苗を植えたての頃はカラスなどの害鳥に狙われるため、防護網を張って守ってやりました。
花が付くころになると、水切れを起こすと実が育たないため、ご入居者の皆様のご協力をいただきながら、毎日の水やりを欠かしませんでした。
実がつくと、今度はカメムシなどの害虫対策が必要となり、依然として油断はできませんでした。
皆様は、時間を見つけては屋上に上がり、葉っぱや実の様子を観察したり、「元気に育ってね!」「大きくなるんだよ」などとお声掛けされたりして、我が子のように大切に、大切にと育ててくださいました。
その甲斐あって立派に育った枝豆たち。
写真のように、葉が青々と生い茂り、その下には大きなサヤにふっくらとした豆をたくさんつけてくれました!
さぁ、それでは皆様で収穫とまいりましょう!
プランター栽培とはいえ、根をしっかりと張っているため腰を落として株元から引かないと、びくともしないくらいでした。
そこで株を小分けにし、皆様とスタッフでご一緒に掘り起こしました。
根元の土をほぐし、左右に揺らしながら少しずつ引っ張ると…。
「わぁ、抜けた!やったぁ!」
「サヤがいっぱい付いてる!これがホントの鈴なりね(笑)」
「土の感触や匂いが、なんだか懐かしいね…」
などと、収穫中は会話が弾み大変賑やか。笑い声も絶えませんでした。
車いすをご利用の方もお誘いし、収穫の喜びを味わっていただきました。
しっかり引いて…お見事!
しかし、中にはなかなか抜けてくれない株もありました。
「俺、やるよ!」
写真の男性が勇ましく名乗り出てくださいました。
すると、いとも簡単に次々と掘り起こしてくださるではないですか!さすが!頼りがいがあります。
「いやいや、早く枝豆つまみに一杯やりたいからね!」
と、皆様の笑いを誘っていらっしゃいました。
お次は枝からサヤをはずす作業です。こちらは女性ご入居者にお任せしましょう。
「これはお手のもの」と、皆様おしゃべりに花を咲かせつつ、あっという間に完了されました。
収穫した豆は、さっそく厨房で湯がいてもらいます。
フロアに枝豆の甘い香りが漂ってきて、皆様の期待が高まります。
さてさて、枝豆が湯がきあがりましたよ!お待ちかねの試食タイムです。
お供には、“気分”を味わっていただこうとノンアルコールビールもご用意しました。
サヤの中でパンパンに膨らんだ枝豆。目にも鮮やかな緑が食欲をそそります。
一粒、お口に含むと爽やかな香りと豊かな甘みがあふれました。
やっぱり採れたてが一番。鮮度の良い豆は噛み応えもしっかりしています。
懐かしい“夏の味覚”を、皆様は五感で味わっていらっしゃいました。
食後は、それぞれの枝豆にまつわる想い出話や、豆を美味しく感じる温度 —「茹でたて熱々か、ひんやりと冷やしたものか」 ― についての議論を活発に交わしていらっしゃいました。
言われてみれば…悩みますね。
小さな豆一粒から無限に広がる会話。ホームで皆様と暮らすからこそ味わえる、楽しさのひとつではないでしょうか。
来年もまた、こうした収穫体験をとり入れたいと思っています。