2022/12/02
ハロウィンの過ごし方
皆さま、こんにちは。
今回は、ソナーレ石神井のハロウィンの様子をご紹介いたします。
まずは、こちらの生け花。
近隣の『生け花教室』に通うご入居者の作品です。教室で生けたものを、「皆さんでハロウィンの雰囲気を楽しんでいただけるように」と、ホームのエレベーターホールに飾ってくださいました。
重厚感ある黒の花器に、オレンジや黄色などの暖色系にまとめた花材を用い、ミニカボチャやコウモリの羽をモチーフにした飾りも添えて、生け花でハロウィンを表現してくださっています。カクカクと折り曲げられた竹材は骸骨をイメージしているのでしょうか?
気品のある風雅さを大切にしながら、テイストの変化も盛り込み、感情豊かに表現する。そんな、生け花の無限大に広がる魅力をご披露くださいました。
続いては、ご入居者とスタッフが折り紙で作成したハロウィンカラーのリースです。
こちらもエレベーターホールに飾らせていただきました。作成に携わった方は、毎日エレベーターを利用される度に、満足そうに作品を眺めていらっしゃいました。
さて、ハロウィンといえば『ジャック・オ・ランタン(jack-o'-lantern)』。
こちらは、生の大きなカボチャを使用し、ホームで手づくりしたものです。
ご入居者の皆様にお手伝いいただきながら、カボチャの実をくりぬき、表皮に透かし細工を施しました。
何せ、直径40~50㎝はあろうかという大きなカボチャ。
くりぬくのも、透かしを入れるのも大変な作業です。特に皮は厚さ10㎝以上もあり、とても固いためスタッフがカッターを使って慎重に切り取りました。
そして…。苦心の末の完成品が上の写真です。
カボチャとコウモリの透かし模様がお分かりいただけますでしょうか?
そしてこちらが、完成から5日ほど経過したカボチャです。
皮の色が濃くなり、水分が抜けて縮まった分、透かし細工の輪郭がはっきりとしてきて、描かれたカボチャたちの表情にも個性(?)が出てきました。
本来、ケルトの宗教行事の名残りであるハロウィン。ジャック・オ・ランタンは、悪霊を追い払うために飾られます。 ハロウィンの日に、玄関に火をともしたジャック・オ・ランタンを飾っておくと、悪霊が家の中に入ってこられなくなるそうです。
当ホームでは毎年、このようにホーム内にランタンを飾り、ご入居者の皆様の幸せな暮らしを守ると共に、手作り感が生きる“ちょっといびつな”カボチャたちの表情で、ホーム内に和みの空間を演出しています。