2024/07/25
利他のこころ ~七夕行事に想う~
皆様、こんにちは。
ライフマネージャー山田です。
今回は、当ホームの『七夕行事』をご紹介いたします。
七夕を前に、ホームでは今年も、ご入居者の皆様と七夕飾りの飾りつけを行いました。
広いフロアにも映える立派な笹は、毎年ご近所の方からいただいているものです。
毎年のご厚意に大変感謝しております。
ご入居者の皆様は、思い思いの願い事を短冊にしたためました。
「みんなが元気でいられますように」
「家族が幸せでありますように」
「皆様と健康で過ごせますように」
皆様の短冊を拝見していると、ご自身のことよりもご家族や周りの方々の幸せを願う内容が、圧倒的に多いことに驚かされました。
まさに『利他のこころ』。
周囲や相手に善かれかしと思う心であり、ビジネスシーンでよく用いられる考え方ですが、普段の生活においても必要な心構えであり、皆様からのありがたい教えとして、深く胸に刻みました。
色とりどりの短冊や、七夕飾りを、皆様で笹に飾っていただきました。
完成後は、皆様の目に触れやすいグランドイニングの入り口に飾りました。
笹飾りは、サラサラと葉音を立てながら、あたり一帯を明るく彩ってくれました。
賑やかに飾り付けられた笹竹は見ごたえも十分。皆様は、ゆったりと眺めながら、
「折り紙で七夕飾りを作っていたら、子供のころを思い出したわ」
「うちの子は背が小さくてね。そしたらお父さんが短冊を高いところに飾ってあげたのよ。あの子、すごく喜んでいたわ」
などと、ご家族との心温まるエピソードに花を咲かせていらっしゃいました。
人々の暮らしに深く根付く年中行事は、愉しみや安らぎをもたらして心を豊かにするとともに、家族や地域とのふれあいを深める大切な習わしです。
ホーム生活においても、こうした伝統文化に親しむひと時を、日常の一部として大切にしていきたいと考えています。
最後まで、お読みいただき、誠にありがとうございました。
次回もお楽しみに。