"Life Focus(LF)"を形にするための取り組みをご紹介するこのシリーズ。
昨年12月以来の、久々のご報告となります。
今回は、ソナーレ石神井のLF活動の近況をまとめてお伝えいたします。
【CASE Ⅰ:甘党さんたちで楽しむパフェづくり編】
まず、最初にご紹介するのは、ホームきっての甘党ご入居者の集いで『パフェづくり』を楽しまれつつ、新たな交流の輪を広げたケースです。
以前に実施した際、皆様に大変ご好評いただいたため、今回第二弾として企画いたしました。
こちらのご入居者は、普段は物静かな方で、レクにご参加されてもご自分からはあまりお話をされない方でしたが、実は甘党さんのため、『パフェづくり』にお誘いすると快諾。率先してご参加くださいました。
まずは、アイスクリームをグラスに盛り付けます。
固いアイスをうまくスプーンでくり抜き、途中で落とさないよう、慎重な面持ちでグラスに運んでいらっしゃいます。
次にアイスの土台ができたら、ホイップクリームやチョコチップ、バナナなど、思い思いのデザインで飾り付けます。
「あらら、山盛りになっちゃった!欲張り過ぎかしら...」
「私はバナナいっぱい乗せちゃった」
「あら、ほんと!おいしそうね」
何だかとても楽し気で、会話も弾むご様子です。
こうして完成させたオリジナルパフェ。
いよいよお楽しみの試食です。
やはり、ご自分で作ったものは最高ですね!
いつもよりも豪華なおやつに、笑顔もとろけそうでした。そして、早くも次の企画をご相談されていました!
【CASE Ⅱ:趣味活動の再開~気分爽快、お散歩編】
続いての方は、ご入居される以前は散歩が日課だったという方が、ホーム生活でもお散歩を再開させたケースのご紹介です。
コロナ禍で、ご入居者の皆様に外出制限へのご協力をお願いしているため、ホーム外周のみのご案内となりましたが、
「やっぱり散歩はいいね。気分がスカッとするよ。軽い運動にもなるし、季節の移り変わりを感じることもできるしね」
と、ご満足いただけたご様子です。
カメラに向かってピースサインもしてくださいました。お顔をお見せできないのが残念ですが、とても良い笑顔でしたよ。
【CASE Ⅲ:趣味活動の再開~指先の記憶を呼び覚ます折り紙編】
今回最後にご紹介するのは、元々、趣味で折り紙をされていたという方です。
時間を見つけては、折り紙で色々な物を作っていらっしゃったとのことで、ホームでの趣味活動にとお誘いしたところ、はじめは「もう今は出来ないよ」「あなたがやりなさいよ」と、あまり気乗りしないご様子でしたが、いざ始めてみると、指先の記憶が呼び覚まされていくようで、器用にサクサクと折り進めていかれます。
さて、何が出来るでしょうか...?
楽しみですね。
そして、完成したのはこちら!小箱でした。
何色もの折り紙を組み合わせているので、とてもキレイな仕上がりです。
スタッフが思わず「すごい!さすがですね!」と称賛すると、
ご本人も「出来ました!!」と、完成にとても満足されたご様子で、満面の笑みで掲げて見せてくださいました。
その後も、思い出したようにいろいろな作品を折り上げては、私たちに見せてくださいます。
これからも、ホームでの趣味活動として継続してお楽しみいただけるよう、環境を整えてサポートしてまいります。
ご紹介してまいりましたように、ソナーレ石神井では毎月"LFの日"を設定し、各ご入居者を担当するスタッフが中心となり、ご入居者にじっくりと寄り添って、やりたいことや、叶えたい夢などを実現するために、さまざまな取り組みを展開しています。
「ソナーレに来て良かった」「ソナーレに来たから、こんなことが出来た」といったお言葉がいただけるよう、これからも日々のかかわりを大切にし、ご入居者おひとりお一人に対する理解を深めて、"その方らしい生活"が送れるよう努めてまいりたいと思っています。