皆さま、こんにちは。
突然ですが質問です。あなたの人生で一緒に過ごす時間が一番長いのはどなたでしょうか?
親、兄弟・姉妹、友人、人それぞれ答えは違うかもしれませんが、多くの方は、夫や妻(伴侶)を思い浮かべたのではないでしょうか?結婚して数十年もの間、苦楽を共に歩んできた伴侶と、生涯寄り添えることは最高の喜びであろうと思います。
ソナーレの各ホームには、ご夫婦揃ってご入居されている方も多く、2人部屋で一緒に生活されているご夫婦、お隣同士の部屋で生活されているご夫婦、そして、別の階で生活されながらも、毎日行き来されているご夫婦など、その暮らし方はさまざまです。ご夫婦の考え方やライフスタイル、生活リズムなどお二人に合った選択をされている方が多いようです。
これから2回に渡って、「ソナーレにご夫婦で入居されている皆様にフォーカス」というテーマで、ソナーレシリーズ全ホーム合作のブログをお送りいたします。各ホームの敏腕ブロガーが、自ホームにご入居されているご夫婦を取材しています。
ソナーレで紡がれるご夫婦のさまざまな物語に触れてみてください・・・。
第1回は、ソナーレ祖師ヶ谷大蔵とソナーレ浦和のご夫婦をご紹介いたします。
【ソナーレ祖師ヶ谷大蔵/作業療法士兼ライフマネージャー 小堀】
ソナーレ祖師ヶ谷大蔵のオープン1年目(2016年)よりご入居されていて、ソナーレでの生活歴が長いG様にご協力いただき、「ソナーレに入居後のご夫婦での生活」というテーマでインタビューさせていただきました。
※インタビュー風景です。後ろの本棚には、さまざまなジャンルの最新書籍がビッシリ。
小堀
「いつもブログでのご紹介などでご協力をいただき、ありがとうございます。今回もどうぞ宜しくお願いいたします。」
G様
「こちらこそ、宜しく。あなたにはリハビリやパソコンが不調になっているときなどに世話になっているからね。」
小堀
「私に出来る事であれば、いつでもおっしゃってください。では、早速質問をさせてください。ソナーレ祖師ヶ谷大蔵にご入居されてどのくらい経ちますか?」
G様
「そうだね、ここがオープンした2016年の7月からだから・・・かれこれ4年経つね。今でもよく覚えているよ。」
小堀
「私も当時からここで働いているので、よく覚えています。老人ホームの入居に至った経緯と、なぜソナーレ祖師ヶ谷大蔵を選ばれたのかお聞かせくださいますか?」
※ご入居当時。お二人でのお散歩帰りに。
G様
「夫婦二人でマンション暮らしをしてたんだけど、女房が認知症になってしまい、火にかけた鍋を焦がしてしまったり、外出したまま帰ってこなかったりと、このままでは危なくて生活が出来ないと感じたんだよ。
そこで、二人で安心して暮らすことができる老人ホームを探すことにしたんだよ。選ぶうえでの条件は2つあって、まずは夫婦で入れる2人部屋があること。そして、家族が面会に来やすい駅近であることかな。
そんな条件でインターネット検索したら、ソナーレが出てきたんだよ。それと...電気メーカーのソニーが介護事業をやるということに興味をもってね。ちょうど、ビジネス雑誌で「ソニーが介護事業に参入する意義」っていう記事を見つけてね。お金儲けではなく、社会貢献のために始めたんだと感心してね、それが決め手かな。」
小堀
「ご入居される前に、そこまで調べられていたのですね。さすがG様です。では、入居当時のご心境はいかがでしたでしょうか?介護が必要だった奥さんへの想いは?」
G様
「僕自身は納得して老人ホームに入ったのだけど、女房は最後まで納得はしていなかったな。「家に帰りたい」と言っていたのをいつもなだめていたよ。これは約40年も前の話だけど、僕は一度病気で生死をさまよったことがあったんだ。
そのとき女房が、毎日病院にお見舞いに来て、色々と身の回りの世話をしてくれたんだよね。僕は仕事人間で、女房には迷惑ばかりかけてきたから、女房が認知症になって大変なこともたくさんあったけど、今度は僕が逆に世話をしないとって思ったんだよ。だから一緒に老人ホームに入って、自分ができることはしてあげたいっていう想いがあった。」
小堀
「奥様への愛情が伝わってきます。素晴らしいご夫婦愛ですね。奥様が先にお亡くなりになって数年が経過しましたが、現在のご心境はいかがでしょうか?」
※夫婦の結婚記念日に記念撮影
G様
「女房を亡くしたときは、涙する日もあったね。60年以上も連れ添ったから。だけど、今はきちんと気持ちの整理はついているよ。僕は、本や新聞を読んだり、パソコンを使ったりと好きなことをして過ごしているから、今は寂しいとか孤独を感じたことはないかな。」
小堀
「ソナーレにご入居されて、良かったと思うことはありますでしょうか?」
G様
「そうだね、ここのスタッフの皆さんは親切でやさしい方ばかりだからね。特に女房の世話もよくやってくれたし。本当に不満はないよ。あと、いろいろな催し物があって楽しませてくれるし。たまたま同じ学校の後輩にも出会えたこともあったしね。」
※LFの日にオーダースーツを作りにデパートへ
※同じ学校の先輩・後輩同士でお食事会(月1回、特別食をご用意しています。)
小堀
「そう感じていただけて、とても嬉しいです。最後に、これからご夫婦で入居を検討されている方々へ、一言お願いいたします。」
G様
「僕の友だちにもね、何人か老人ホームに入っている人がいるんだけど、夫婦のどちらかしか入らないんだよ。でもさ、長年連れ添った夫婦なんだから、最期まで一緒にいた方がいいと思うよ。だからぜひ、夫婦揃ってふたりで入ってください。」
小堀
「G様、長い時間お付き合いいただき、ありがとうございました。」
※以前、ご夫婦の記念日にスタッフからの色紙をプレゼントしました。今でも大切にお部屋に飾っていただいています。
今回は、ご入居者の生の声をお届けいたしました。このエピソードが、これからご入居を検討されている皆様のご参考となれば幸いです。
【ソナーレ浦和/ 副ホーム長兼ライフマネージャー 中山裕司】
ソナーレ浦和で、とにかく仲が良いと評判のI様ご夫婦をご紹介いたします。
※常にお二人の時間を大切にされています。お食事やティータイムはのんびりと会話を。
■ご入居された経緯
I様ご夫婦は、ソナーレ浦和にご入居される前まで、お二人で生活をされていたそうですが、歳を重ねるごとに徐々に身の回りのことに大変さを感じるようになり、ホームへのご入居を決意されたとのことです。現在は、隣り合った部屋でそれぞれ生活されています。
■ホームでのご様子
基本的には、お二人で自由な時間を過ごされています。ご家族からの差し入れのお菓子を召し上がるなど、のんびりされていることもあれば、足漕ぎペダルなどを使ったリハビリに取り組まれたり、定期的に開催されるゴルフサークルや蔵カフェには、いつもご夫婦で参加されたりと、ホームでの生活を主体的に楽しまれています。
物静かで控えめな奥様ですが、ゴルフサークルで熱心にスイングするご主人を眺めながら、「昔はゴルフが上手かったみたいよ。」と笑顔でおっしゃっていました。ご主人のことが大好きなようですね!
一方ご主人は、長年ゴルフを続けられていて、ソナーレにご入居されてからも続けていらっしゃいます。"往年の名ゴルファー"が集まったソナーレ浦和のゴルフサークルでは、いつも力強いスイングを披露してくださいます。「運動した後、夕食で呑むビールが楽しみなんだよ(笑)。」と、すっかりホームでの生活にもなじまれています。
※ご主人がゴルフサークルに参加されている時は、奥様はずっとそばで応援をしていらっしゃいます。
※カキ氷や焼き芋の訪問屋台では、それぞれ違う味を選んで交換し、感想を言い合うお二人。仲睦まじいですね。
これからもソナーレ浦和で、お二人の素敵な時間をお過ごしください。