2024/11/01
お仲間と楽しく! ~作業療法士による小集団リハビリ~
皆さま、こんにちは。
いつもソナーレ祖師ヶ谷大蔵のブログをご覧いただきありがとうございます。
副ホーム長兼ライフマネージャーの飛田です。
当ホームでは作業療法士(OT)を中心に、ご入居者お一人おひとりに合わせた、効率的で効果的な機能訓練を実施し、心身機能の維持・向上を図っています。
実践スタイルは、大きく分けて以下の4つ。
(1)集団リハビリ
昼食、夕食前にフロア全体で行う体操を中心としたもの
(2)生活リハビリ
更衣やトイレなど、日常生活の中で繰り返し行う動作を、意識的に自力で行っていただけるよう働きかけることで機能維持を図るもの
(3)小集団リハビリ
少人数のグループで行う歩行練習やバランス練習
(4)個別リハビリ
OTが個別に立てる機能訓練計画に従ってマン・ツー・マンで行う機能訓練
今回は、この中から小集団リハビリの様子をご紹介いたします。
このリハビリでは、ご入居者の身体機能レベルにあわせてグループ分けしているため、どなたでも無理なくご参加いただくことができます。
下は平行棒に掴まって片手片足をあげる運動で、立位バランスの訓練を行っているところです。
続いては、このリハビリの中で最難関のメニュー。
平行棒に掴まりながら、階段昇降を行います。
この運動では、下肢の筋力はもちろん、全身の筋力を活用する必要があります。
皆様は疲労感を訴えながらも、OTの指導に従い最後までしっかりとやり遂げていらっしゃいました。
小集団でリハビリを行うメリットのひとつに、ほかのご参加者と密にかかわりながら行うことで仲間意識が生まれ、お互いを励まし合いながら取り組める楽しさがあります。
難しい課題をクリアした方に笑顔で拍手を送る、そうした心温まる光景が頻繁にみられ、継続的な参加意欲につながっているご様子です。
決まった曜日の決まった時間に集まって行うことが、皆様の生活習慣の一部となっています。
また、OTとの距離感も近く、ご自身の要望やお悩みを気軽に相談できるため、改善につなげやすいことも利点としてあげられます。
今後もご入居者の心身状況やパーソナリティなどを考慮した、様々な形態のリハビリサービスをご提供できるよう努めてまいります。
次回もお楽しみに!