2024/05/29
ホームで育む大切な絆 ~100歳のお誕生日をとおして~
みなさま、こんにちは。
ライフマネージャー兼ナースチーフの佐藤です。
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。
今回は、100歳のお誕生日を迎えられたご入居者を、ホームでできたご友人方がサプライズでお祝いされた、心温まるエピソードをご紹介いたします。
「S様の100歳のお誕生日をご本人に内緒でお祝いしたい」と、ご相談くださったT様とK様は、これまで長い間食事の席を共にされていらした、大変親しい間柄です。
お誕生日の1か月以上も前から何を贈ろうか考え、植物がお好きなS様のために紫陽花をプレゼントすることにされました。
「お誕生日に、真っ先にお祝いしたい!」
というT様のお気持ちに応えるため、紫陽花は前日の夕方に届けてもらうことにしました。
そして当日一番にS様にお祝いの気持ちがお伝えできるよう、夜勤と早番スタッフで段取りを話し合いました。
迎えた当日。
ご希望どおり朝一番に、大きな紫陽花の鉢を持ってS様を訪ねたT様。
S様は、予期せぬお祝いに大変驚いたご様子でしたが、すぐに「うれしいわ!なんてきれいな紫陽花。どうもありがとう」と輝くような笑顔で受け取ってくださいました。
そのご様子を見守るT様の笑顔もまた、輝いて見えました。
このサプライズ企画を考えてくださったK様は現在療養中のため、あいにく当日はご参加いただけませんでしたが、ホームに戻られた際には、あたたかなピンク色の紫陽花を囲んで、改めて御三方で記念撮影をさせていただく予定です。
生活を共にし、時間を共有するホームの中で、ご入居者同士、お互いを想いあう絆ができていることをとても嬉しく思いました。
ホームではこれからも、御三方の友情を大切に育んでいかれるようサポートし、皆様の暮らしがより豊かなものとなるよう努めてまいりたいと考えております。