皆さまこんにちは！
ライフマネージャーの並木です。
いつもソナーレ浦和のブログをご覧いただきありがとうございます。

今回ご紹介する“Life Focus”（LF）の取り組みは、ご入居者が新聞記事で目にされて以来、一度は訪れてみたいと願っていた神社にご案内したケースです。

ご入居者のS様は、本や新聞を読むことを日課とされています。
そのような中で、ある時『武蔵一宮 氷川神社』を紹介する新聞記事に目を留めました。
武蔵一宮 氷川神社は、埼玉県下および東京都下、神奈川県下に280数社ある氷川神社の総本社で、「大いなる宮居」として大宮の地名の由来にもなった、2,000年以上の歴史をもつといわれる日本でも屈指の古社。広大な境内は約３万坪、参道は中山道の「一の鳥居」から約2kmにわたる長さを誇るとのこと。
S様はこの記事を読みながら、
「埼玉にこんな素敵なお社があるのか…。一度でいいからぜひ行ってみたい」と、思ったそうです。
しかし同時に「車いすに乗っている自分が行くとなると、周囲に迷惑をかけるので諦めよう…」とも思っていらしたそうです。

そのようなS様の想いを知った担当スタッフは、早速、神社の公式サイトや観光案内などで情報収集。
そして、敷地内がバリアフリー対応で安全に移動可能であることや、車いす専用の駐車場があることなどを詳細に確認し、S様をご案内する計画を立てました。
日程や人員などについても調整し、準備を万端に整えました。そして、S様に
「LFの日を活用して、武蔵一宮 氷川神社にお詣りに行きましょう」
と、お誘いしました。するとご本人は思わず目を潤ませ、顔じゅうで喜びを表現されました。

前日から心を弾ませていらしたS様。
お仲間のご入居者に、念願の参拝が実現することを伝えると、「良かったね！楽しんで来てね！」と、皆さまもご自分のことのように喜んでくだいました。

迎えた当日は晴天。
境内に足を踏み入れると、澄んだ青空と、木々の緑、社殿の朱色の美しいコントラストが目に飛び込んできました。
「ここが、武蔵一宮 氷川神社…。とうとう来れた」
この美しい光景を、目に焼き付けようとじっと見つめるS様。深い感動が手に取るように伝わり、私たちも胸を熱くしました。

境内を進む中で、鳥のさえずりや風の音が心地よく響き、まるで神社が私たちを歓迎しているかのようでした。
S様は、神社の厳かな雰囲気に包まれながら、何度も深呼吸をし、心の底から楽しまれているご様子でした。

大満足された帰り道、
「ずっと行きたかった憧れの神社に来ることができて、本当に良かった。御朱印帳も購入したから、次はどこの神社に行こうかな」
と、瞳を輝かせながら、早くも次なる計画に想いを馳せていらっしゃいました。

いかがでしたでしょうか。
当ホームでは引き続き、私たちにしかできない"Life Focus" を追求し続け、ご入居者お一人おひとりの“ご自分らしい人生”の実現に取り組んでまいります。

次回もお楽しみに！