2025/02/23
"Weaving Everyday Life" ~ツキを呼び込む、つきのみやさま~
みなさま、こんにちは。
ライフマネージャーの宮本です。
私たちのホームでは、当社の事業コンセプトである"Life Focus"の実現に積極的に取り組み、ご入居者がホームでもその方らしい生活をお過ごしいただけるよう努めています。
皆さまが、ご入居以前から大切にされてきた生活習慣や日課などを、ホームでも可能な限り継続していただけるよう努めることも、その方らしさを維持する上でとても大切な要素と考えています。
継続のご要望が多いもののひとつに『散歩』があり、健康維持の目的のほか、街歩きを楽しみたい、との理由もあがっています。
たとえば、地域に長くお住まいだった方の、馴染みのお店やスーパーまでふらっと出かけてみたいといったご希望や、転居されてこられた方の、ホーム近隣を探索して住む街のことを知りたいなどのご要望が寄せられています。
今回ご紹介するケースは後者。
浦和に住まわれてまだ日の浅いご入居者が、地域のパワースポットを訪れた時のご様子をお伝えいたします。
「今日はどこへ行こうかしらね?」
「暖かいから、いつもより少しだけ遠くに行ってみますか?」
「いいわね。この近辺はあまりわからないから、いい場所があったらどこでも行ってみたいわ」
そうおっしゃるS様に、スタッフは調神社(つきじんじゃ)をご案内することに。

調神社は鳥居のない神社として有名で、狛犬ではなく兎が置かれているのも全国的に珍しいものです。
地元の方からは「調宮神社」(つきのみやじんじゃ)の愛称で親しまれており、月と同じ音であることから、月待(決まった月齢の夜に集まり、月の出を拝む)信仰が盛んとなり、狛犬の代わりに兎が置かれたといわれています。
ご覧のように、噴水も兎の形をしています!

兎の石像や社殿に飾られた兎の彫物、兎の絵馬など、境内のいたるところに兎が配置されている様子にS様は、
「きっと、月にいる兎さんは、ここから行ってるのかもしれないわね」
と、冗談を言ってスタッフを笑わせていらっしゃいました。

最後は本殿でお詣り。
「どんなお願いごとをされたのですか?」との問いに、
「そういうのは、人に教えちゃいけないのよ(笑)」
と秘密にされていました。

お散歩を終えて、無事ホームに戻られると、
「今日、初めて行った調神社。兎がとっても可愛かったわね。また連れて行ってね」
と、満面の笑顔をお見せくださいました。
ソナーレ浦和ではこうした日課活動のサポートを、ライフマネージャーの並木、宮本の二人体制で対応させていただいております。
今回のようなお散歩をはじめ、買い物や趣味活動、何らかの理由で諦めてしまったことや、ずっと始めたいと思っていたことなど、など…、何なりとご相談ください。
皆さまの充実した生活の実現に、全力を尽くします!
次回もお楽しみに。