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ソナーレ浦和の
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選ぶ楽しさ、自分らしく生きる喜び ~選択制プログラムの実施~

皆様、こんにちは!ホーム長の新橋です。
今回は、当ホームのアクティビティの実施風景をご紹介いたします。

本日行われているのは、工作アクティビティと小集団リハビリ。
工作は、季節感あふれる『うちわ作り』に挑戦されています。
無地のうちわに画用紙の台紙を貼り、お好きなデザインで彩ります。
工作は、作る楽しさはもちろんですが、手先の細やかな動きが求められることから、リハビリや脳の活性化につながります。
また、完成した作品は普段の生活で使えたり、インテリアとしてお部屋を明るく彩ったりすることもできます。
皆様は、細かな作業にも集中して取り組んでいらっしゃいました。

下の写真のお二方は、いつも積極的にご参加くださっています。
毎回お誘いするたびに「楽しそうね。行ってみようかしら」と、意欲満々。
キラキラと輝く表情をお見せくださるので、私たちもうれしくなります。
本日はお二人とも『朝顔』を製作中。
支柱にツルを絡ませる様子が立体的に表現され、とても素敵な仕上がりとなりそうです。

一方こちらでは、立ち上がり動作のリハビリが実施されています。
平行棒に掴まって起立訓練を行うことは、下肢筋力を鍛えるだけでなく、背筋や首の筋肉にも良い影響を与えます。
さらには、足腰の筋力を鍛えることで歩行が安定し、排泄や洗面などの日々繰り返される生活動作も、安全に行えるようになります。

リハビリは、少集団で行われます。
これには、ほかのご入居者と密にかかわりながら一緒に行う楽しさがあり、作業療法士とマン・ツー・マンで実践する個別リハビリとはまた違った良さがあります。
グループはお一人おひとりの身体機能レベルにあわせてグループ分けしているため、無理なくご参加いただくことができます。

当ホームでは、先にご紹介した工作アクティビティも、小集団リハビリも、あえて同じ時間に同じフロアで実施しております。
これは、ご本人が「やりたい」と思うプログラムを、自由に選択してご参加いただけるための仕組みです。
いわば「自己決定権」の尊重です。
こうしたことで、その方らしい暮らしの実現につなげていきたいと考えております。

私たちはこれからも、ご入居者の意思や意欲を支え、日常生活に対するモチベーションの向上に努めてまいります。