2024/02/07
『美食』を愉しみ人生を彩る ~美食倶楽部~
皆様、こんにちは。
このたび1月1日をもちまして、これまでの副ホーム長を退き、ホーム長に就任いたしました三輪 昭人です。
ご報告が遅れましたことをお詫び申し上げます。
微力ではございますが、これからもより充実したサービスが提供できますよう、スタッフとともに力を尽くしてまいります。
前任同様、誠心誠意努めさせていただきますので、引き続きご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
さて今回は、以前のブログ(いざ、幽玄なる"食"の世界へ ~美食倶楽部~)でご紹介した美食倶楽部のその後の様子をご紹介いたします。
ソナーレ駒沢公園では、介護を中心に生活全般のサービスをご提供しておりますが、それだけにとどまりません。
ホームに関わる全ての人が、それぞれの幸福を追求できるとともに、学びや歓びが得られ、主体的に日々を愉しんでいただけるよう、様々な活動の場をご提供しています。
美食倶楽部も、それを体現する活動のひとつ。具体的な内容としては、
ホームを離れ、「食」を通じてメンバーの皆様と特別な時間と空間を共有できること。
先々の開催予定を立てることで、日々の生活に楽しみが持てること。
お洒落や社交を楽しめる機会を持つこと。
ご入居者とスタッフが密に接する場があること。
などがあがります。
こうした、介護施設としてのサービスの領域を超えた取り組みで、皆様の生活の充実を図っています。
美食倶楽部のお食事会には、スタッフが必ずお供いたします。
お席をご一緒し、美食や感動体験を分かち合うことで、ご入居者とスタッフの距離感が縮まり、信頼関係が構築されます。
様々な経験や知見をお持ちの皆様と密にお話させていただける機会は大変貴重であり、若いスタッフは自分の世界や価値観を広げ、豊かな人間性を育むことができます。
スタッフの人間性が高まれば、ご入居者やご家族に深く寄り添うことでき、サービスの質の向上につながることが期待できます。
今回の訪問先は、洋食の老舗『代官山 小川軒』。
オープンキッチンでは、活気に満ちたシェフたちの様子がうかがえ、まるでクルクルと場面を変える演劇の舞台のようでした。
お供するスタッフは、ご一緒に食事を楽しみながらご入居者から様々なことを教わります。
テーブルマナー、日本の食文化の歩み、もてなしのこころ、異国の食にまつわる話など、多岐にわたります。
この日は、美味しいワインの見極め方と飲み方をレクチャーしていただきました。
役得ですね。
メンバーの皆様の楽しみは、お料理の美味しさを味わうだけではありません。
世代を超えて愛され続ける老舗レストランの魅力について、探究心を働かせます。
優れた鑑識眼を持つあまたの客人を惹きつける伝承の味とは?そして、その背景に隠された、頂点を極めようとする情熱やそれを守り抜くポリシーとはどのようなものなのか。
スマートで心地よい究極のホスピタリティや、長い歴史と結びついた独自の雰囲気も、この店を唯一無二の存在としているのではないか…。
などと、議論を深めていらっしゃいました。こうした時間も、美食倶楽部の楽しさの一部なのです。
ご一緒したスタッフは、一流のサービスの体験をとおして、よき学びの場を得ていました。
丁寧な仕事ぶりとお客様ひとり一人に対する想いを大切にし、『お客様の身になって』という小川軒の精神は、介護の現場でもきっと役立つことでしょう。
また、美食倶楽部は、美飾倶楽部でもあります。
何を着ていこうか? ヘアスタイルは? アクセサリーは? ネイルは?
装う楽しさは、女性だけのものではありません。
男性も含めて、身なりを整えることは単に服を選ぶことだけでなく、気分や自尊心の向上に大きな影響を与えます。
さらに、メンバー同士でポジティブな評価や褒め言葉を掛け合うことが、自己肯定感を高め、意欲の増進や精神面の活性に働きかけ、日々を前向きに過ごせるようになります。
当ホームでは、これからもご入居者の皆様がサークルなど様々な活動への参加を通じて、より主体的にホーム生活をお過ごしいただきたいと考えています。
このことが、日常に幸福感と充実感を生み出し、人生を豊かに彩るものと信じています。
どうぞご期待ください!