皆さん、こんにちは。
ソナーレ目白御留山ナーススタッフの高橋です。
さて、今回は「コロナ禍における熱中症予防」についてのお話をさせていただきたいと思います。
新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、「新しい生活様式」の一環として社会生活におけるマスク着用が求められていますが、一方で懸念されるのが熱中症のリスク増大です。マスクを着けると皮膚からの熱が逃げにくくなったり、気づかないうちに脱水になるなど体温調節がしづらくなるため、熱中症をひき起こす要因となるからです。
これに対し日本救急医学会をはじめとする4つの学会で構成するワーキンググループでは、感染症の流行を踏まえた熱中症予防に関する提言をまとめ、人との距離を十分にとったうえで適宜マスクを外して休憩し、こまめに水分をとるよう呼びかけています。
特にご高齢者は症状に気づきにくく、重症化してしまうケースも少なくありません。こうした状況に陥らないためにも、感染症対策と熱中症予防の両立が必要とされています。
ソナーレ目白御留山では、基本的に毎食時と10時、15時の一日5回、ご入居者の皆様に水分提供を行っています。
これに加え、入浴前後や朝早く目が覚めた時、夜間の入眠前等、個別のタイミングを見計らって水分摂取をお勧めするよう努め、皆様の健康維持の一助としています。
季節は間もなく秋へと移っていきますが、気象庁の3カ月予報によると、この先10月までの平均気温は平年値を上回る高温傾向が続くとされており、例年以上に熱中症に対する警戒が必要と考えられます。
ちょうど夏の疲れが出てくる時期でもあることから、当ホームでは引き続き感染症対策の万全を期すとともに、水分摂取量の確保および体調管理を強化し、皆様が健やかにお過ごしいただけるよう努めてまいります。
本ブログをお読みいただいている皆様も、くれぐれもご自愛専一にお願い申し上げます。