皆様、こんにちは。作業療法士兼ライフマネージャーの小堀です。
今回は、私の本職である作業療法士として、リハビリについてご紹介したいと思います。
ソナーレ目白御留山とソナーレ浜田山のリハビリ紹介ブログもあわせてご覧ください。https://www.lifecaredesign.co.jp/sonare-mejirootomeyama/daily-life/post-7.php https://www.lifecaredesign.co.jp/sonare-hamadayama/column/post-10.php
リハビリには大きく分けて、「個別リハビリ」と「集団リハビリ」があります。
今回のブログでは「個別リハビリ」をご紹介したいと思います。
個別リハビリとは、私とご入居者のマンツーマンでリハビリを行う方法です。まずは、既往歴、お身体の状態や身体能力、ホームでの生活の様子を総合的に評価して、リハビリの「計画書」を作成します。
リハビリにおいても、当社のコンセプトである"Life Focus"を実現するための「ライフプラン」へ照準を合わせ、ご入居者がどのような目標に向かって、どのようなリハビリを実施していくのかをナーススタッフやケアスタッフ、ケアマネジャー、ライフマネージャーなど多職種で共有することが大切です。また、この計画書は、リハビリの進捗状況と合わせて、ご家族にもご確認いただきます。
では、実際に個別リハビリの様子を見ていきましょう。以前ご紹介した機能訓練室以外でも、ご入居者の居室へ訪問し、ストレッチや筋力トレーニングを行ったり、廊下に出て歩行練習を行ったりもします。
そのほかにも、個別リハビリで実施したプログラムを反復し、日々の日課にしている方もいます。そういった運動意欲の高い方に対する自主トレーニング方法のレクチャーやアドバイスも大事な仕事のひとつです。
もうひとつ、個別リハビリにおいて欠かせないことがあります。それは「ご入居者とのコミュニケーション」。
リハビリでは、まとまった時間をマンツーマンで関わらせていただく中で自然な会話が生まれます。世間話から、日々の生活での出来事、特に生活史などはライフプランに繋がる情報が隠れていますし、様々な悩みなどもお話してくださいます。そういった情報を、よりよいケア、そして"Life Focus"を形にしていくためのヒントとして活用しています。
いかがでしたでしょうか?ご入居者のお身体や生活の状況に応じて、その方に合った様々なアプローチ方法でリハビリをしています。
ソナーレにご入居された時は歩くことができず、車椅子を使用していた方が、歩行器で歩けるようになったケースや、ベッド上で寝ていることが多かった方が、車椅子に座って多くの時間を過ごせるようになったケースもあります。
次回は、「集団リハビリ」についてご紹介いたします。楽しみにしていてください。