こんにちは。ソナーレ浦和の副ホーム長兼ライフマネージャーの豊島です。先日、レクリエーションについての研修を行いました。
現在、私は副ホーム長として「ソナーレ浦和」の開設準備に携わっていますが、昨年4月にオープンした「ソナーレ祖師ヶ谷大蔵」(東京都世田谷区)同様、"LifeFocus"という事業コンセプトを掲げています。これは、「原点からの発想」に基づいて追求した質の高いサービスをご提供し、ご利用者の方々に「老いても、長く、安心してご自身に合った生活を送っていただきたい」という想いを示したものです。
この「原点からの発想」とは、既存の方法や考え方にとらわれることなく、それが本当にご利用者にとって最適の方法や考え方なのかを改めて検討するというものです。
また、「ご自身に合った生活」とは、ホームに合わせて生活していただくのではなく、ご入居者のこれまでのライフスタイルや価値観に沿ったサービスをご提案する、というものです。
レクリエーションにもこの2つの考え方を反映し、これまでの介護サービスの発想にとらわれず、その方らしいレクリエーションをご提案したいと考えています。
例えば、ある月の誕生日の方々を全員でまとめてお祝いする「お誕生会」があります。多数の方とお誕生日をお祝いすることを好まれる方もいれば、多数の中の一人として扱われていると感じる方もいらっしゃるかもしれません。
ソナーレ浦和では「これまでの生活の中でそのような場面があったか」「ご家族や親しい方と個別にお祝いされていたのではないか」と原点から発想し、その方が希望する誕生日の祝い方を提案させていただきます。その結果、ご家族や親しい方をお招きするホームパーティーの方がその方が望むお祝いの形かもしれません。
私たちを含め、多くホームでは「その方の当たり前」ではなく、「ホームの当たり前」を基準に発想しがちです。既成概念や現実の壁はありますが、顧客視点に立って、それぞれの方のパーソナリティーや生活習慣にあったレクリエーションをご提案し、"LifeFocus"の実現を目指していきたいと思います。