皆様、こんにちは。
夏の盛りを迎え、ひときわ厳しい日差しが照りつけておりますが、お障りなくお過ごしでしょうか。
この時期は暑さで食欲がなくなり、つい冷たい飲み物や、食べ物などを選んでしまうことが多くなり、夏バテを招いてしまいます。暑さに負けないためにも夏こそ食生活を整えることが重要になりますね。
そこで岡野管理栄養士のコラム第二弾は『夏バテ対策と水分摂取』をテーマにお届けします。
皆様、残暑お見舞い申し上げます。コスモプランの岡野です。
さて、夏特有の体調不良「夏バテ」は、高温多湿な日本の夏の暑さで起こるといわれています。夏バテ症状は、食欲がない、体がだるい、よく眠れない、肩こり、頭痛・胃腸の不調等、多くの方が思いあたるものです。
人は、終日家の中でじっとしていても呼吸や汗、排泄で1日約2,500mlの水分が身体の外へでていきます。そこで、身体から失われた水分を補給する必要があります。
補給する水分は、水、麦茶等カフェインの含まれていないものがお勧めです。また、入浴の前後は、常温でコップ1~2杯の水分補給が目安です。
●水分や食事摂取のポイント
・冷たい飲み物やアイスなどの過剰摂取を控え、胃腸に負担をかけないように注意する(温かい飲み物を選ぶ)。
・バランスの良い食事で栄養をとり、水分やミネラルを摂取する。
・消化の良いものを食べて消化器系の負担を少なくする。
・豚肉、レバー、枝豆、豆腐、うなぎなどに多く含まれるビタミンB1や質の良いタンパク質は疲労回復やエネルギー源として効果的。
●「新しい生活様式」においての水分補給
新型コロナウイス感染拡大防止のため、夏場でも日常的にマスクを着用されると思います。マスクを着用するとマスクの中の湿度が高くなってしまい、のどの渇きに気づきにくいといわれています。のどが渇いていなくても、こまめに水分補給するようにしましょう。
●おすすめの旬の食材
<冬瓜>
「冬瓜」は体内の余分な水分や熱を取り除く作用が強いため、夏の体温調節に適している食材です。また利尿作用もあるため「むくみ改善」にもつながります。カリウムやビタミンCを多く含み、高血圧や風邪の予防につながります。カリウムやビタミンCは水溶性なので汁ごと食べられる料理にすると効率的良く摂取できます。
<みょうが>
みょうがの赤紫色はアントシアニンによるものです。アントシアニンは目の健康維持をサポートし、活性酸素を除去する働きがあるといわれています。血圧の上昇を抑える効果があるといわれているカリウムも比較的多めです。
まだまだ暑い日が続きますが、ご体調にはくれぐれもお気を付けください。
いかがでしたでしょうか?
皆様、夏バテにならないよう日ごろの食生活に留意し、元気にこの夏を乗り切りましょう!
それでは、次回もお楽しみに!