こんにちは。ケアチームリーダーの樋口です。
ソナーレ祖師ヶ谷大蔵には約20人のケアスタッフが在籍しており、ご入居者の皆様に安心してお過ごし頂けるよう日々尽力しています。
多くの方から「介護の仕事は大変なイメージですが、実際にはどのようなことをしているのでしょうか?」というご質問がありましたので、今回はケアスタッフの1日に密着し、ホームでの介護業務はどのように行われているのかご紹介いたします。
AM 9:00 朝礼
当日の出勤者が集まり、前日の日勤~夜勤帯にかけてのご入居者のご様子を夜勤のケアスタッフ・ナーススタッフから申し送りを受けます。
またその他にも当日の受診や往診、入浴の順番、レクリエーション等の予定を確認しています。この日はNさんが日勤のリーダーを務めます。リーダーは様々な情報を集約し、各スタッフと協力しながら臨機応変に判断し、動くことが求められます。
AM10:00 午前のティータイム
朝食後、一息ついたところで午前のティータイムとなります。
コーヒー・紅茶・緑茶・ジュースなど、ご入居者にお好きな物を選んでいただきます。ダイニングで皆さんと一緒に召し上がる方、居室で新聞を見ながらゆっくりと召し上がる方など様々で、飲み物をお持ちした際のちょっとした会話からもご入居者の状態やご気分を観察しています。
また、ご入居者の中には、自力での水分摂取が難しい方もおり、その際はケアスタッフが介助を行います。むせ込みに注意が必要な方には、喉へゆっくりと送るためにトロミをつけて飲みやすくする、一口量などの工夫を行っています。また一日の飲水量を記録することで水分不足を防ぎ、体調管理にも配慮をしています。
AM 11:00 体操の時間
昼食前は、食前体操を毎日行います。
グランドダイニングの巨大スクリーンに映る体操プログラムを見ながら、スタッフと一緒に楽しく運動されます。この体操プログラムは、ホームの機能訓練指導員監修のもと、曜日によって少しずつ違う内容となっており、飽きが来ないよう工夫しています。
食前に体操を行う理由としては、身体機能の維持・向上と認知症予防、食事摂取に必要な機能(食べ物を噛む・飲み込むなど)を高める効果が期待できるからです。
毎日参加されているあるご入居者は、「この体操を毎日やらないと落ち着かないのよ。」と笑顔で話されています。
AM11:30頃から昼食
体操終了後は、昼食の時間です。
1Fグランドダイニングに来られたご入居者から順番に温かいお食事を提供していきます。
ホームのお食事は、管理栄養士が作る栄養バランスが整ったメニューとなっており、和・洋・中問わずバラエティ豊かなメニューが並びます。
また、ご入居者が好きなおかずを選べる「セレクト食の日」があったり、朝食では、「和食(ご飯)」や「洋食(パン)」を選ぶことも可能です。
また季節行事やイベントに応じた「特別食の日」もあり、ご入居者の楽しみのひとつになっています。ご入居者の歯や飲み込みの状態に応じて、食材が細かく刻まれていたり、食材をペースト状にしたミキサー食など様々な種類があります。
※下の写真はお正月の昼食とミキサー食の一例です。
食事の配膳はもちろんですが、食が進まない方へはお声がけをしたり、ケアスタッフが介助を行います。またお食事の前後で、お薬が必要な方に関しては、服薬の介助を行います。
次回は、ケアスタッフの一日【PM編】をご紹介します。