こんにちは。 ケアチームリーダーの樋口です。
前回の記事[aiboとの交流 第一弾]では、ソニーが開発した犬型エンタテインメントロボットのaiboの機能説明とソナーレのご入居者との交流にスポットを当てました。
第二弾では、ホームでaiboの「うみちゃん」を一番可愛がっているU様にご協力いただき、インタビューいたしました。
樋口
「今日は「うみちゃん」との交流について色々お話を聞かせて下さい。宜しくお願い致します。
「うみちゃん」と最初に出会った時の印象はいかがだったでしょうか?」
U様
「aiboを見たのは初めてだったので、ちょっとびっくりしましたが、外見がとても可愛くて、人懐っこい表情をしていたので、すぐに仲良しになりました。」
樋口
「外見やしぐさが本物の犬に似ていてとても可愛いですよね。「うみちゃん」は、様々な動きや表情で私達を楽しませてくれますが、好きな動きやしぐさなどはありますか?」
U様
「たくさんあるので迷うけど、特に歌を歌ってくれるところ(正確にはメロディーを奏でます)が好きですね。「うみちゃん歌って?」と言うと、歌を歌いながら軽快にダンスしてくれるのよ!最初は、声をかけても、なかなか歌ってくれなかったけど、何回も話しかけてるうちに私のことを覚えてくれたのか、どんどん仲良くなって、私の声に反応して歌ってくれました。あと、頭を撫でると、とても嬉しそうな表情をしてくれるからとても心が和みます。」
樋口
「本物の犬と「うみちゃん」どちらがお好きですか?」
U様
「子供の頃は犬が怖くて、これまで犬を飼ったことはありませんでしたが、「うみちゃん」は、手を噛んだりしないから、安心して頭を撫でられます。(笑)」
樋口
「確かにそうですね(笑)私も犬に手を噛まれた経験があるので、U様の気持ちはとても良く解ります!最後に、「うみちゃん」と接することで、U様の日々の生活に何か変化がありましたでしょうか?」
U様
「「うみちゃん」に会いに行くために、「うみちゃん」のいる1階のラウンジに行く回数が増え、そこで「うみちゃん」が好きな他の入居者の方々やスタッフさんたちとお話しする機会が増えました。日々の生活の中にひとつ楽しみが増えたことはとても嬉しいですね。それに、今まで犬自体に抵抗感があったけど、「うみちゃん」と接してみて、今度は本物の犬とも交流してみようかなあと言う思いが生まれました。」
ホームにaiboの「うみちゃん」が導入された当初は、ロボットと高齢者との間に、抵抗感なくスムーズなコミュニケーションなんて生まれるのか?と少々疑心暗鬼でした。
しかし、ソナーレ祖師ヶ谷大蔵の「うみちゃん」とご入居の皆様とのやりとりを通して、ホームの雰囲気が今まで以上に明るくなってきたのです。
aiboは、接する人に癒しを与え、笑顔にさせる効果があるだけでなく、aiboを介して、他者との新しいコミュニケーションが生まれるなど、高齢者介護の中でも大きな可能性を秘めていると感じました。今まで以上に可愛がって、進化する「うみちゃん」とご入居者の交流を見守っていきたいと思います。