皆様、こんにちは。ライフマネージャーの小堀です。
さて、過去のブログでもご紹介しておりますように、弊社(ライフケアデザイン株式会社)は、エレクトロニクスやエンターテイメント、金融業など幅広い事業を手掛けているソニーグループの一員です。
皆様の中にも、以前からソニー製品をご愛用くださっていたり、様々なサービスを活用されている方も多いと思いますが、そんな「SONY」に対するイメージと、介護事業(有料老人ホーム)がなかなか結び付かない、という方もいらっしゃるかと思います。 そこで本ブログでは、実はこんな繋がりがあるということを、ご紹介したいと思います。
今回は、ご高齢者など、どなたにとっても聴き取りやすい音響環境の実現を目指してソニーが開発中の球体型音響照明「SPHERE(スフィア)」を、ソナーレ祖師ヶ谷大蔵のご入居者の皆様に体験していただきました。
こちらが、その「SPHERE(スフィア)」の試作機です。このスピーカーを数台、グランドダイニングに設置しました。
私自身初めてこれを見たときは、「ん?照明?大きな電球?どこから音がなるんだ?」と、言葉にこそしませんでしたが、ソニーの開発メンバーの方々には大変失礼に当たる感想が思い浮かんでしまいました... 。
しかし、このあとすぐにこの「SPHERE(スフィア)」の凄さを思い知ることになるのです。
この照明器具はライトの上部がスピーカーになっており、そこから音楽を流してみると...。
音が頭の上から降ってきて、身体中が包まれる感じになるではありませんか!まるで音のシャワーを浴びているような感覚でした(個人的感想)。
ヒーリングミュージックをかければ極上の癒しを、ロックな曲を流せば、まるでライブ会場にいるような臨場感が味わえ、通常の天井付属のスピーカーとは音の響き方、身体への伝わり方が全く違うことを体感しました。
これなら、ご入居者の皆様にも聴き取りやすいのでは?との期待が高まりました。また、高い機能性とともに、インテリアとしてのデザイン性も兼ね備えているところは、人々の生活をより豊かにし、夢と好奇心を満たすソニーならではの製品と感じました。
体験会当日。まずは、お集まりいただいた皆様に、開発中のスピーカーの説明を行います。
「これがスピーカーなの?ただの照明かと思った。」と、皆様そろって驚きのご様子。
その後、普段のレクリエーションやお食事中に流しているBGMを、本日は「SPHERE(スフィア)」から流してみました。
また、音楽だけでなく、私の声を拡声させてご入居者に聴いていただき、普段と比べて聴こえやすいか、聴き取りやすいかなどを質問させていただきました。こうしたご入居者のリアルな感想を集約し、開発メンバーにフィードバックします。結果に関しては...? 企業秘密とさせていただきます(...あしからず)。
また別の日には、「SPHERE(スフィア)」と、すでに世の中に出回っている製品との聴き比べを行いました。さらに、音や声の性質によって、ご高齢者にはどのように聴こえて、どう感じるのかなどについても、開発メンバーの皆さんが聞き取りアンケートを実施しました。
アンケートにご協力いただいたご入居者の中には、
「実験?テスト?緊張してるけど、ワクワクしちゃう!」
「こんな年寄りでも役に立つのであればいくらでも協力しますよ。」
「ソニーの製品開発に携われるなんて夢みたいね!」
などのお声があがっていました。
実際に検証が始まると、真剣な表情で一生懸命スピーカーから出る音を聴き分けていらっしゃいました。そして、ご自身の感想を詳細にお伝えくださり、開発メンバーの皆さんを大変驚かせていらっしゃいました。
最後には、「皆様からの貴重なご意見を今後の開発に生かしていきます。ご協力ありがとうございました。」と感謝の言葉をいただきました。
ソナーレ祖師ヶ谷大蔵では、今回ご紹介した製品以外も、ソニーグループが持つ最先端のテクノロジーを活用した新たな製品開発や、ソフトサービスの開発などに微力ながら携わっています。
「ソニー製品が好き」「世の中に出回る前の商品やサービスをいち早く体感したい」
と、思った方はぜひ、ソナーレに足を運んでみてください。
あなたの意見が形になるかもしれませんよ。