皆様、こんにちは。ライフマネージャーの小堀です。
徐々に春の兆しが感じられる陽気となってまいりましたが、お障りなくお過ごしでしょうか。
さて、3月といえば「桃の節句」ですね。
そこで今回は、ソナーレ祖師ヶ谷大蔵の雛飾りをご紹介したいと思います。
こちらが、我がホームが誇る7段飾りです。この立派な雛飾りは、当社の系列ホーム『ぴあはーと藤が丘(現、ぴあはーと市ヶ尾)』のご入居者とご家族から寄贈していただいたものを、当ホームがオープン時に譲り受けたものです。
人形のお顔や衣装はもちろんのこと、お雛様の嫁入り道具などの小物も精巧につくられています。ずっと大切にされてきたものなので、数十年たった今でも比較的きれいな状態に保たれています。
今年からはこの7段飾りのほかに、新たな雛飾りが飾られることになりました。
ご入居者のK様は、長年折り紙教室に通っていらしたこともあり、折り紙細工がとてもお上手です。
お部屋で様々な作品を作られては、他のご入居者の方にプレゼントしたり、七夕やクリスマスなどのイベントの際にはオリジナルの飾りを作ってきてくださるなど、ホーム生活の中でも趣味活動を満喫していらっしゃいます。
先月のLFの日。K様と担当PAが、ホームのグランドダイニングに飾る「ミニチュア雛飾り」を準備しました。型紙で作られた屏風と雛段の上に、可愛らしいお着物を着たお人形たちが並びます。お人形や桃の花、雪洞などは、折り紙の『風船』を応用して作ったものだそうです。
また菱餅やそのお供え台などは作り方のお手本がないため、ご自身で工夫を凝らしながら制作したそうです。これまでにもK様の作品をたくさん見せていただきましたが、今回もかなりハイクオリティーです。
ミニチュアの雛飾りと共に、過去に作った千代紙の作品、そして色紙にちりめん細工を施した「押し絵」も一緒にグランドダイニングに飾ることとしました。
「たくさんの人に見てもらうのは少し照れるけど、他のご入居者や職員さんに喜んでもらえたらいいなと思います。」
と、K様。早速その日の夕食時から、K様の作品は多くのご入居者の注目を集めました。すばらしい出来栄えに感銘を受けた皆様はK様を囲んで感想を述べあうなど、ダイニングは始終和やかな雰囲気に包まれていました。
いつまでもご自分の好きなことを継続し、人々に笑顔と幸せを運んでくださるK様。
日々、成長のための努力を惜しまない精神は、私たちが理想の人生を実現するうえでのお手本とさせていただいています。
これからもK様には、折り紙の奥深い魅力をご堪能いただけるよう、ホームでもご支援してまいりたいと考えています。
そして優れた作品の数々で、ご入居者や私たちスタッフを魅了してくださることを願ってやみません。
K様、引き続きよろしくお願いいたしますね。