みなさま、こんにちは。

いつもソナーレ杉並上井草のブログをご覧いただきありがとうございます。
ライフマネージャーの飛田です。

当ホームの"Life Focus" を形にする取り組みをご紹介するこのシリーズ。
今回は、あるご入居者の「思い出がたくさん詰まった『日本橋三越本店』を久しぶりに訪ねてみたい」という夢を叶えたケースを、３回にわたってお届けいたします。

ご登場いただくのは当ホーム最高齢、なんと102歳のY様。現在もとてもお元気にお過ごしです。
現役時代は立派なお仕事に従事されていたと同時に、モード系ファッションにも非常に興味をお持ちで、おしゃれが大好き、という“女子力”の高いお方。銀座や日本橋界隈に足しげく通われ、老舗のデパートや甘味屋さん巡りを楽しまれていました。

ある日の昼下がり。
Y様がご友人との気ままなおしゃべりを楽しまれていたところ、
「日本橋の三越で買い物をしていたころが懐かしいわ…。また行きたいわね」
と、ひと言。
たまたま、お二人の会話にご一緒させていただいていた高島ホーム長は、このお言葉に
Y様の“Life Focus”の実現につながるヒントを得ました。
「それならばぜひ、ご案内いたしましょう！」
と、お誘いしたところ、同席されていたK様も、
「私もよく通っていましたよ！私も行きたいわ！」
とこれに同調。
「あら、あなたもお好き？このところはもうすっかりご無沙汰してますけど…。かれこれ何年になるかしら？懐かしいわ、久しぶりに行ってみたい…」
「行ってみたいわよねぇ…」
「じゃ、ご一緒に行きましょうよ！」
「ねぇ、ホーム長。連れてってよぉ～」
と、みるみるうちにお話が進み、『思い出の日本橋三越本店ツアー』の成立、と相成りました。

そこで後日、お二人にお集まりいただき、ライフマネージャー（私）と同行スタッフを交えてツアー内容の詳細について打合せを行いました。

「デパート館内の記憶が曖昧だから、何か分かりやすいものがないかしら…」
と、Y様。
そこで、インターネットの情報を検索し、プリントアウトした資料とともにパソコンでも画像を映し出して、お二人に確認していただきました。

「そうそう、お食事も食べたいわね。あなたは何がお好き？日本食？いいわよねぇ…」
と、イニシアチブを取られるY様。そのほかの立寄り場所を決める際もリーダーシップを発揮され、行程はとんとん拍子で決まっていきました。
K様も、私たちスタッフも、102歳という年齢を感じさせないY様の『意欲』に圧倒されつつも、事前打ち合わせから主体的に参加され、"Life Focus"の取り組みに大変共鳴してくださっていることに改めて感動と刺激を受けました。

これは、何としても成功させ逃げれば！

大変密度の濃い打合せを終え、実行へと順調に駒を進めた私たちでした。

vol.2へと続く…！