皆様こんにちは。作業療法士のMです。
今回は、私の主担当である個別リハビリの様子をご紹介いたします。

ご入居者は十人十色。リハビリの目的も様々です。
このため、お一人おひとりのご希望やお悩みを改善する個別の計画を作成し、これに沿ってリハビリを実践しています。

ここでご紹介する方の場合は、歩いていると『だんだん足がすくんでしまう』ことがお悩みで、今後、歩けなくなってしまうのでは、というご不安がありました。
そこで、歩行が安定するための訓練を開始しました。

下の写真は、週１回のリハビリを実施している様子です。
この方は、リハビリ以外の時間も自主トレーニングで、毎日ホーム内の廊下を黙々と歩かれています。

下は、廊下で自主トレーニングをされている場面です。
安全に体力向上が図れるよう、メニューや心拍の数値などのルールを決めて行っていただいています。

屋外でも、マン・ツー・マンの歩行訓練を実践しました。
バリアフリーの館内とは環境が異なるため、安全に留意して見守ります。

最近は動作に自信がついてきたとのことで「ひとりで外出したい」との希望がありました。
以前は慣れない坂道の移動時に足がすくみやすく、屋外の環境に注意力が散漫される場面が頻繁にみられましたが、久しぶりの評価時にはすっかり改善され、不安も解消されたようでした。

この状況をケアマネジャーや担当ケアスタッフなどの多職種と共有し、現状の課題や注意点などを再確認し、その後、おひとりで外出していただけることとなりました。
現在はホーム近隣での買い物や散歩を、おひとりで楽しまれていらっしゃいます。

今後も、定期的に当ホームのリハビリについてご紹介してまいります。

どうぞお楽しみに！