2023/06/22
"その方らしさ"の追求
みなさま、こんにちは。
いつもソナーレ杉並上井草のブログを閲覧いただきありがとうございます。
ライフマネージャーの飛田です。
今回のブログでは、ご入居されてからもご家族や自宅の心配をされ、ホームの生活に馴染めずにお部屋で過ごす時間が多かったI様が“その方らしさ”を見つけ始めた事例をご紹介いたします。
今年3月にご入居されたI様。当初は、
「家族や大好きな犬に会いたい」「今日、迎えに来てくれる予定なんだけど…」
などと寂しさや不安を訴えてフロントにお越しになったり、時には涙をお見せになったりすることもありました。
そこで、ケアスタッフや作業療法士など多職種が集まり、ご家族も交えて、無理なくホームの環境に慣れ、ご自身らしい暮らしを楽しんでいただくための方策について、幾度となく話し合いが行われました。
その結果、できるだけご自宅での生活スタイルが維持できるよう、「犬との触れ合い」や「買い物の継続」することに加え、身体を動かすことがお好きなため「リハビリを兼ねた運動」を実施していくことといたしました。
「身体だけじゃなく頭も使わないとね!」
とブロックに集中される場面です。
「買い物くらい行けないと恥ずかしいね」
と、作業療法士と運動もかねてお買い物へ。
煮魚やプチトマト、(少しのおせんべい)を購入されていました。
このほかにも、ご自宅への一時帰宅や、ホーム近隣への散歩など、I様らしい生活を送られるようになってから、表情に変化が感じられるようになりました。
日常生活の中で、「笑顔の時間」が増えたことです。
食事席でのお仲間もでき、食前体操やアクティビティへ参加される回数も増えてきました。
こちらは、お散歩先で見かけた美しく咲き誇る紫陽花を愛でていらっしゃるご様子です。
柔らかな笑顔に、生活に対する安心感がうかがえるようです。
私たちはこれからも、ご入居者おひとりお一人の"Life Focus"
の実現に向けて、着実に取り組んでまいります。
次回もお楽しみに!